遠くの親戚より近くの他人◎3/30〜4/5
誰のためでもない、わたしの日常。
3/30〜4/5/2024
夫が午後休をとり、
赤ちゃんのパスポートを受け取りに領事館に赴いた。
予約制だが書類不備が多いのか、
窓口の前はえらく混雑している。
同じく赤ちゃんのパスポートを手続きしに来た人が2組おり、
そのどちらも新生児そのものだった。
生後4ヶ月の我が子の後輩。
かすかな違いのようだが、赤ちゃん界隈では差は大きい。
抱かれるままの新生児、
"世の中知ってるぜ顔"でキョロキョロする我が子。
次に呼ばれた女性が係員さんに
『…ドルです、お支払いは現金のみです。』
と言われ、
『持ってないです!全部とられて…』
とすっとんきょうな声をあげた。
とられて…盗られて?!
わたしはどういうことか考えているうちに、他の係員さんが来て、女性は別室へ行った。
スマホは持っているようだ。
夫が『○ドルならあげてもよかったね』と話しており、
○ドルか。聞いてなかった。わたしもとっさにそうすればよかったと後悔した。
"遠くの親戚より近くの他人"をいまこそ発揮すべきだった。
しかし。
日本は安全な国だ。
領事館にいるだけで、なんとなく、大丈夫な気がしてくる。
丁寧すぎて塩対応な言い回しなんて、懐かしささえ感じる。
もうすぐ一時帰国かーと楽しみにしながら、
時差ぼけに悩まされるのをすでに憂いている。
おわり。
今週の自由律
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