「はじき」の正体 ~小学校の算数について語ってみる~

はじめに

たまたまyoutube見てたら小学校の算数について解説している動画があったので、懐かしい気持ちになったので一つ書いてみます。

まずは分数の式

式1

上の式1は速さの定義です。これを式変形して下の式2の式になります。

式2

上の式2の数式が基本です。

式3

さらに上の式3ののように小学生が覚えやすいように左辺をまるで囲むとなんかバス停っぽいでしょというギャグでだったはずです。
何十年も前の話なので、はっきりと覚えてないですが、私が小学生だったころの受験参考書には上の式3のように右辺がしっかりあった気がします。
小学生のころ、何となくこれで一次方程式の式変形をおおざっぱに理解した気がします。また割合とはこの式2の関係式を満たすような関係で速さに相当するものだと覚えたものです。
ここまで書いてきましたが、正体もなにもみんな知っているわという内容でした。
ただ右側のイコール1を忘れないで上げてください。

結局。。。

世間では最悪とまで言われてますが、別に速さの定義式を式変形しただけなんですよね。塵劫記にはまず問題文、つぎに計算の手順という順序で問題の解説が羅列してあるだけですが、これはこれでいいのではと思わせる力があります。塵劫記は江戸時代という時代を考えれば異例のヒット作で、やっぱり分かりやすかったのだと思います。そういう分かりやすさをすてて、かけ算の順序にこだわったりやはじきを蔑視したりする傾向はちょっといかがなものかなと。。

まとめ

古代バビロニアでは普通に二次方程式やら三平方の定理やら駆使して生きていたらしいです。そして重要ですがギリシャとは違い証明はありません。実用的でさえあればいいのです。そこを考えると現代の算数教育はちょっと堅すぎるかなと。
以前プログラミングに数学が必要なんて記事を書きましたが、ぶっちゃけ安全でもなく、チームで作成するわけでもなく、ただ学習のためにソース組むんだったら形式的な系は必要ないです。

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