『放浪息子』アニメ 感想

原作はコミックで追っていてだいぶ前に全部読んでいたものの、やっとアニメのほうは見終わりました。小学生編がバッサリカットされていて驚きました。(小並感)
色がすごいです。デジタル作画になって結構ぱっきりした色ばっかりになってましたが、『君に届け』とからへんから少しずつパステル調の色彩を使うアニメがデジタル時代に増えてきたような気がします。
ストーリーに関しては横においておくと、このアニメはすごいです。もう2022年なので、windowsのプリセットのペイント等でPCでお絵描きしたことある人も結構いると思うから書きますが、20年前は塗りつぶしで色を塗るのは簡単ですが、パステルカラーのグラデーションとかどうやってやるんだというレベルの時代でした。製作年2011年でセル画の時代と比べても遜色ない色がようやく来たなと。まあこのころから私はアニメで気になった作品は色彩設定も見るようにしてます。

ストーリーに関して踏み込むと、かわいいものが好きな男の子とかっこよくなりたい女の子を中心に人間関係を描いた作品です。私は漫画なので少し誇張した感じになっているのかなと感じで見ていたので面白く感じましたが、LGBTの視点で見るとずれている等の意見が出るのも納得はします。思春期の不安定な時期を微妙な人間関係の中で過ごす少年少女を描いているという観点ではすごくいい作品です。

自己嫌悪からの性に対する嫌悪というのはよくあることだし、それを指してLGBTだとか大人が騒ぐので今の時代こどもがより不安になっているかも。以下のニュース等のような事例がこれから頻出しそうで怖いです。https://news.nicovideo.jp/watch/nw11068638  

正直、賛否両論ある作品だと理解できますが、個人的にはお勧めできる作品です。

この記事が参加している募集

アニメ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?