2023.09.04

文学フリマ東京37にブース出店することが決まりました。

前回書いたときにはまだ抽選前だったので「予定」だったのですが、もう確定です。以前もぼんやり書いた気がしますが「架空の芸人たちによる架空のお笑いライブ」をテーマに「読むお笑いライブ本」を作成予定です。
芸人でもなんでもない一介の成人女性が書く漫才やコントの脚本をどれだけ面白がってもらえるのかわかりませんが、個人的には大きなチャレンジなので、少しでも多くの人に届くといいなと思っています。

ここ数か月劇場に通ったり、配信を見たりして複数の芸人さんのネタを見聞きして、書き起こして分類わけしてみたり、音で聞くものと文字で見るもののユーモアの差のようなものを比較してみたりすることで、お笑いと向き合ってはきましたが、素人の限界を超えられるのかが見どころだと思います。

出店に伴い、原稿データの作り方や、諸々の準備などを手伝ってくれる友人も漫才原稿を寄稿してくれることになりました。とても楽しみです。


そもそものきっかけは、作品の登場人物のひとりとして「芸人」を使いたいなと思ったからでした。書きたいなと思っていた作品の中でそういう人間が欲しくて、深淵を覗いたり、過去を知る人間の話を聞いたりすることで、本格的にモチーフとして活用することにしました。

モチーフとして活用するにあたって、TVやラジオで知るだけの知識ではよくないなと思って、劇場に行くことにしました。
生で見ることによって、所作、声の大きさ、客席との距離感などなど、色んなものを感じ取って深く知りたかった。

今までアニメや地下アイドルなどの現場にしか行ったことがなかったので、常識の違いを感じてぞくぞくしています。地下アイドルの現場は少し似ているかな。

どんな人間が劇場にはいるのか、チケットシステムはどうなっているのか。劇場やSNSでの客との距離感は? ウケるとはどのようなことなのか。一日中お笑いのことだけを考えるってどんなに苦しいのか。

身をもって体験して、これから書く予定の小説に活かしていきたい。
まずは11月の文学フリマでお会いしましょう。


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