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【長編現代和風ファンタジー】神社の娘

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「俺も悪神倒しの仲間にいれてください!」 日本のどこにあるのか分からない不思議なとある村。 刺激のない平凡な日々を過ごしていた高校生の橘平は、雪の夜、森の近くで村の神社の跡取り…
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#ファンタジー小説

【小説】神社の娘(第45話 橘平と桜、鳥居を見つける)

 慣れない場所、そのうえ野外での就寝。  橘平は夜と朝の間の時間に目が覚めてしまった。頭…

坂東さしま
1か月前
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【小説】神社の娘(第44話 葵、上司にしごかれる)

「いえーい!うわーまじ楽しみ!」  向日葵がさきいかを食みながらスマホを見て、嬉しそうな…

坂東さしま
1か月前
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【小説】神社の娘(第43話 橘平と桜、野宿する)

「うわー、今日、野宿だあああ…」   桜は早朝の境内掃除をしながら、思わず口にしていた。…

坂東さしま
5か月前
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【小説】神社の娘(第40話 橘平と桜、野宿の相談をする)

『日曜日に4人で会えたらって。八神さんちの神社の写真撮ったから見せたいし、あと今、私が家…

坂東さしま
5か月前
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【小説】神社の娘(第33話 橘平、友人とアニメを観る)

『ありがとう』 「何が?」 『森の扉の絵、描き始めてくれて』 「ああ、うん」 『君のおか…

坂東さしま
5か月前
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【小説】神社の娘(第28話 橘平、春休みに期待する)

 蔵の段ボールも念のために開ける―  そのため本日、4人は八神家に集まった。  早速、蔵…

坂東さしま
5か月前
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【小説】神社の娘(第26話 向日葵、秋田犬と闘う)

 野生動物対策課は、朝からてんてこまいだった。  続々と妖物が出現し、感知器課長こと二宮公英は、続々と「感知」してしまう自身の妖物センサーに辟易していた。  公英は現場には絶対出ない真の裏方能力者で、人をちょっと小ばかにしたような発言や人の気持ちを無視しがち、子育てには参加してこなかった姿勢から、部下たちに煙たがられている。  定時には帰り、休日出勤もなるべくしない面も、孤立を加速させる。  ただ、それには理由があった。彼も非常に高い能力を持つ者として、悩みを抱えてい

【小説】神社の娘(第19話 橘平、友達をとられる)

 橘平は祖父から渡された物を前にして、腕を組んだ。  史料というのか、古文書というのか。…

坂東さしま
5か月前
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【小説】神社の娘(第8話 向日葵と葵、バケモノを倒す)

 楽しいバイクの時間はあっという間だった。  森の南口、つまり森の入口付近に到着し、バイ…

坂東さしま
5か月前

【小説】神社の娘(第4話 橘平、吐きそうになる)

 橘平は土曜日の事で頭も心もいっぱいだった。  彼らに会うのが待ち遠しいのか、彼らの秘密…

坂東さしま
5か月前
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【小説】神社の娘(第3話 橘平、夢のような出来事に空腹を忘れる)

 帰宅したのは朝5時くらいだった。  橘平はぼーっとしたまま家に入り、ふらふらした足取り…

坂東さしま
5か月前

【小説】神社の娘(第2話 橘平、金髪と美形に出会う)

 時間の感覚も体の感覚も、思考もない。体だけ、ただひたすら動く。  橘平の視界を自らの白…

坂東さしま
5か月前
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【小説】神社の娘 (第1話 橘平、神社の娘と出会う)

【あらすじ】 田舎の高校生・橘平は、神社の娘・桜との偶然の出会いをきっかけに、村に封印さ…

坂東さしま
5か月前
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