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【長編現代和風ファンタジー】神社の娘

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「俺も悪神倒しの仲間にいれてください!」 日本のどこにあるのか分からない不思議なとある村。 刺激のない平凡な日々を過ごしていた高校生の橘平は、雪の夜、森の近くで村の神社の跡取り…
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#創作小説

【小説】神社の娘(第38話 2回目のゲロも君が受け止めてくれたんだ…)

「本当にごめんなさい本当にごめんなさい本当にごめんなさい本当に…」 「いやもういいから、…

坂東さしま
1か月前
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【小説】神社の娘(第37話 アニメも社会も裏を読め)

 ついに、プラモデルを、作る。    桜はニコニコ顔で午前中から寛平の家にやってきた。桜は…

坂東さしま
1か月前

【小説】神社の娘(第34話 毎年恒例タケノコ大発掘会)

 役場の裏の竹林を会場に、毎年春になると「タケノコ大発掘会」が開催されることは既出の通り…

坂東さしま
1か月前

【小説】神社の娘(第33話 大人気ロボットアニメ鑑賞会-第一期)

『ありがとう』 「何が?」 『森の扉の絵、描き始めてくれて』 「ああ、うん」 『君のおかげだ…

坂東さしま
1か月前
1

【小説】神社の娘(第31話 物語と桜)

●第4章 物語と桜    今日は模型作りに興味のあるお嬢さんが来ると聞き、八神寛平は張り切…

坂東さしま
1か月前
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【小説】神社の娘(第30話 君のおかげだ-バケモノ対策課、ヒグマ退治休日出勤編)

 東北地区の山に、まばゆく青白い閃光がとどろく。  「橘平君のおかげだ」  葵が穏やかな笑…

坂東さしま
1か月前
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【小説】神社の娘(第29話 実感-クラスメイト、そして豚退治)

 翌週、桜と葵も「お守り」の効果を実感する出来事があった。  春休みも近づき、桜の通う女子高では早帰り期間が始まった。  といっても、赤点生徒は補習がたっぷり待っている。実は理科系が大の苦手な桜は、生物だけ赤点を取ってしまった。その日の午後は、桜は同じ生物赤点組と机を並べた。  とは言え、いつもよりは早く帰れる日。たまには寄り道したって罰は当たらない、と街の小さな書店に寄る。最近は「なゐ」のことばかり調べていて、一般の本に触れていなかった。  新刊や流行の本を眺め、気

【小説】神社の娘(第27話 冷然な桜)

 少しでも役に立ちたいと、橘平は躰道を始めることに。自分でも自主練習をするなどして、平日…

坂東さしま
1か月前
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【小説】神社の娘(第24話 プラモ、折り紙、それと)

 史料の内容はおおまかに二人に伝えた、と桜は葵に説明した。そのうえで、今後はどうしていく…

坂東さしま
1か月前
2

【小説】神社の娘(第19話 橘平、友達をとられる)

 橘平は祖父から渡された物を前にして、腕を組んだ。  史料というのか、古文書というのか。…

坂東さしま
1か月前
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【小説】神社の娘(第17話 葵、勇気を出す)

『ひまちゃん?あのさ、妖物出たから。俺の感覚だとそんな強くなさそうだから。パートナー葵く…

坂東さしま
1か月前
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【小説】神社の娘(第2話 橘平、金髪と美形に出会う)

 時間の感覚も体の感覚も、思考もない。体だけ、ただひたすら動く。  自らの白い息が橘平の…

坂東さしま
1か月前
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【小説】神社の娘 (第1話 橘平、神社の娘と出会う)

【あらすじ】 これは、夢も希望も何も「ない」少年が、神社の娘と出会い「ある」ものに気付く…

坂東さしま
1か月前
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