マガジンのカバー画像

【長編現代和風ファンタジー】神社の娘

42
「俺も悪神倒しの仲間にいれてください!」 日本のどこにあるのか分からない不思議なとある村。 刺激のない平凡な日々を過ごしていた高校生の橘平は、雪の夜、森の近くで村の神社の跡取り…
運営しているクリエイター

#創作活動

【小説】神社の娘(第38話 2回目のゲロも君が受け止めてくれたんだ…)

「本当にごめんなさい本当にごめんなさい本当にごめんなさい本当に…」 「いやもういいから、…

坂東さしま
4週間前
4

【小説】神社の娘(第30話 君のおかげだ-バケモノ対策課、ヒグマ退治休日出勤編)

 東北地区の山に、まばゆく青白い閃光がとどろく。  「橘平君のおかげだ」  葵が穏やかな笑…

坂東さしま
1か月前
2

【小説】神社の娘(第28話 休日出勤、振替はなし)

 八神家の蔵。残りの段ボール。出てきたのはケースに入ったプラモデルだった。  予想通りだ…

坂東さしま
1か月前
2

【小説】神社の娘(第27話 冷然な桜)

 少しでも役に立ちたいと、橘平は躰道を始めることに。自分でも自主練習をするなどして、平日…

坂東さしま
1か月前
3

【小説】神社の娘(第24話 プラモ、折り紙、それと)

 史料の内容はおおまかに二人に伝えた、と桜は葵に説明した。そのうえで、今後はどうしていく…

坂東さしま
1か月前
2

【小説】神社の娘(第20話 友達の話って自分だろ、ウソつくなって)

 向日葵さんが迎えに来ると聞いていたのに。  平日の夕方、八神家にやって来たのは黒の乗用…

坂東さしま
1か月前
3

【小説】神社の娘(第17話 距離感が分からないのはお互いさまです)

『妖物出たから。俺の感覚だとそんな強くなさそうだからさ、ひまちゃんでも大丈夫っしょ。パートナー葵くんね。そこにいるでしょ?よろしく』  〈感知器おじさん〉からの電話の内容はこうだった。  橘平のおかげで少しすっきりしたとはいえ、まだ葵と二人きりは気まずい。よりによって、であった。あと感知器はいちいち余計な事しか言わないことに向日葵は腹が立った。  大丈夫っしょ、って何さ。  これには経緯がある。葵の電話はこうだった。 『西地域の山に妖物でたから行ってほしいんだけど、他

【小説】神社の娘(第15話 紅茶とせんべいは合うのかな?)

『恥ずかしくて死にたい!無能な私を殺して!助けてきーちゃーん!!』  明日は土曜だ、3人…

坂東さしま
1か月前
4