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セックスと妊娠の境界線

大人になっても頭が混乱してしまうことがある。
たぶん、10代の頃に植え付けられたセックスに対する概念。

【セックス=悪いこと、親にばれたらいけないこと、不良行為】
なんとなくそんなイメージ。

私の中で払拭されることなく、そのまま来てしまっているんだと思う。

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周りに妊娠した人が居ると「おめでとう」って言うけれど、
私は、そこにすごく違和感を覚えてしまう。

【妊娠=セックスした】→【セックス=悪いこと】
悪いことなのに「おめでとう」?

良い大人が何を言っているのかと思われるだろうけど、
私の脳内ではいつも処理しきれず困惑している。

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高校生の頃、いわゆる不良男子と付き合ったりして、母親をだいぶ心配させていたと思う。
付き合っていることに対して、良い反応をしてもらったことがなくて、ずっと母の顔色を窺っていたような気がする。
その頃から、私の中にこんな概念が生まれていたのかもしれない。

【付き合うこと=悪いこと】
【彼氏と会う=悪いこと】

彼氏と会うことが母の顔を怖くすると思っていたから、母に言わずに会いに行ったりしていたし、それがますます母を心配させていたのだろうけど、嫌な顔をされるくらいなら言いたくなかった。

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恥ずかしながらその感覚はずっと身体に染みついていて、今でも恋愛は母を喜ばせる材料にならないと感じてしまっている。

だから、男兄弟が結婚して子供が出来て、母はおばあちゃんになったわけだけれど、そのことを母が喜んでいることが不思議なのだ。
そもそも受け入れているという現実が信じがたい。

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文字にすればするほど、自分の感覚が常識とずれているんだろうなと思うのだけれど、ずっと私自身が感じて生きていたこと。

この感覚は、私に彼氏が出来ても長く続かなかったり、この歳になっても独身だったり、子供を持てていないことだったり、そういうことに繋がっているんだろうなと思うのです。


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