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まともに酸素を吸うことすら辞めてしまった人たち

私は通勤時に自転車を使うのだけど、すれ違う人たちは一人で歩いていたり自転車に乗ってるのにもれなくマスクをびっちりしている。クソ暑い中、皆誰とも喋ってないのに律儀に顔を隠している。

それを「奇妙な光景だなあ」と横目に追い越す私はマスクをつけずに自転車に乗っている。一人で風を切ってる時くらい、まともに呼吸したい。

みんなが歩きながらしてるのは、誰のためのマスクなんやろね。一人で誰とも喋ってなければ、混雑もしてない。え、今こそ自然な呼吸をするチャンスタイムやけど、みんなそれでええの?

いまや自分で意図しなければ呼吸することもまともにできない、そんな馬鹿みたいなスタンダードが私は嫌いだ。

生きるための呼吸を手放しちゃった人たち。生きながらにして頭が働いてない彼らのそぞろ歩きはゾンビみたい。

うっかりするとまとまに酸素を吸うことすら辞めてしまう。誰だって健康ではいたいはずなのに、健康的な呼吸を手放すのは容易いって言うんだからなんのこっちゃ。

みんな同調圧力が怖いのは分からんでもないけど、大人なんだし、せめてon/offくらいは自分でスイッチ管理しなさいな。

でもああいう人たちとはこの2年で世界観が180°逆転してて、もはや話も通じないと思うので「勝手にドMゲーム頑張れ🙌」と応援してる。


ちゃんと呼吸する場面を各々が増やしていかないと、みんなが煩わしいと思ってるはずのマスクから解放される日なんて、一向に来ないと思うんやけどね。

誰の号令があればマスクを外せるって言うんだか。万が一、そんな物があったとてその頃にはもう外せんようになってるやろうね。

もはや「呼吸したい」って欲求すら失ってしもたんかもしれん。生き物としても衰退の一途ですわ。


生きることを自分で手放してはいないか、大人たち。

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