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火星が表す恋愛/心が喜ぶ場所と衝動とエネルギーと

さて、今日は火星についてです。

前回、金星は愛情やお金や価値、
女性や子どもを表すというような事を申しましたが、
火星は、というと、
積極性や情熱や行動力や性的エネルギー、
身体能力や行動の基準、
戦いやチャレンジ、時に災難やトラブルについて
などを表します。

これらの中から、今回もまた
恋愛に関してお話したいので、この中の一部、
恋愛における磁力、惹きつけあう力に
火星が大きくかかわっている
というお話です。

音声での配信はこちらからお聞き下さい。

牡羊座と古くは蠍座の守護星としての火星

火星は牡羊座の守護星です。

ただ古くは、冥王星が発見されるまでは
蠍座の守護星も兼ねていました。
牡羊座と蠍座両方の守護星だったということです。

そしてこの2つの星座を考えると
なかなか面白いなと思うのです。

例えば、牡羊座は「これ!」と思ったら即行動、
0から物を創る、場合によっては衝動的でもありますが
これは恋愛のはじめには役にたちます
わっと燃え上がってドキドキするという興奮性です。

蠍座の方は一体感や徹底的に関わる星座でもあり
8室という部屋をつかさどっています。

この室は、性的な関係も含めた一体感も示し、
また、それは生むための行為でもあるので
生き死にの意味も強い星座です。
従って、強く出ると火星の衝動が情念が現れます。

今の蠍座の守護星は冥王星ですが
冥王星は火星の1オクターブ上のエネルギーと
言われてもいます。それだけ強い力です。

なので、その人の火星がどこにあるか
恋愛への火の付き方
ぱっと心が燃える人もいれば
じんわりの人もいますし
恋ではなくて、じっくり友だち関係の中で
いつのまにかこの人しかいないなと感じるパターンもありますから
こんな傾向の差、どんな風に行動するのか
また雄雌の本能として結びつくという性的な傾向
生理的に受け入れられるられない
というような傾向も見せてくれます

男女それぞれで違う火星の働き

男性のホロスコープの金星は
その人の抱く女性像
女性では火星がその人が描く男性像と言われます。

内側にある異性の姿がそれであり
それを外に投影
して他の異性をみて
それを好みの相手と捉えることが多いといえます。

勿論、これとは別に
例えば先にあげたように
牡羊座に火星がある人は男女問わず
すぐにはっきりさせようとする傾向
などが現れたりもしますから、
そこはまた他の星とのバランスが関わり、
そうでもない人もいますが、
一応、この観方はセオリーといえます。

そこで、自分の中にあるこの投影しがちな
異性の姿や行動パターンや欲求

認識しておく方が、
恋愛に限らずですが、
こと対人関係はスムースかなと思います。

何度も同じ例で申し訳ありませんが
例えば、牡羊座に火星がある女性が
自分の中にある強い行動力やエネルギーに
無自覚だったり、或は抑えているとします。

そして火星は彼女が抱く男性の理想像ともいえますから
自分でそのエネルギーを使わない場合には
恋人にそれを体現してもらおうと求める傾向が生じやすくなります。

このため、相手自身の適性や彼の希望より、
自分の理想を体現してくれるように
相手に要求が多くなったりする場合も
なきにしもあらずです。

でも、もし彼がそれに沿った行動をとってくれても
実は決して彼女は満足することはありません。
なぜなら、それは彼女が自分でしたいことですから。
(これについてはまた別の機会にでもお話したいと思います。)

しかし彼女が、例えば、このエネルギーを
仕事やスポーツなどで発散していたり、
何かしら外にエネルギーが出せていれば、
それほどの問題にはならないと思います。
でも、内側にくすぶらせたままでは、
心身のバランスを崩すようなこともあります。

勿論、それも不自由なことですが、
そもそも代替え策として選ばれて
色々要求される彼・相手は大変ですね。
勿論、互いの関係性も難しくなります。

しかし、そんな時に、
それに気づかせてくれる相手であれば
それは良縁ともいえます。

その人と一緒にいたからこそ
彼女は自分の可能性に気づいたと
いうこともよくあります。

これはそれぞれの持っている他の傾向によって
変わってくると思います。

また、今は牡羊座で話しましたが、
それぞれの星座やその火星がとるアングルによって
これらの傾向がどんな風に表れるかは勿論違います。

互いの火星の位置でみる相性

さて、今は体現を求めて困るケースを
先にお話ししましたが、
これが良い場合もあります。

もし、二人の火星が同じ場所にあったとしたら
関わりあ方も変わってくるのです。

火星がある場所は、
互いに気持ちが燃える場所
ですから、
それが同じ、ということで
とってもいいカップルになる場合もあります。

投影が含まれても、
互いをサポートし合ったり
応援になることもあります。

ただこの場合も、自分の望みは自覚はしていた方が
相手の領分を浸食して
口を出しすぎることがないと思いますが。

火星は行動パターンや好む習慣が表されますから
それが同じだと、たとえるなら
同じ速度で歩いて行けるようなものです。
この場所はあまり興味がないからさっといきたい、
ここでは少し歩調を緩めて歩きたいなというような
ペースが似ているといえます。
これは同じ所に火星がなくても、
良い角度を取っている場合もいえます

また性的な相性の良さを表すこともあります。
これは実は案外重要なポイントです。
また別の機会にお話したいと思います。

ただ、個人的には、熱狂したり、
互いがいいね、と言える場所や趣味が同じなのも、
勿論いいのですが
「これはあまりしたくない」という面や
苦手なことが似ていること
仲睦まじい暮らしには大切だと思っています。

嫌な事が同じ方が仲良しなこともある

例えば「私はこういうことする人が苦手なのよね」という場合、
相手も同じように「それは避けたいよね」と言い合える人であると
嫌な思いが少なくなります。

良く趣味が同じとか、
好きなことが同じ人がいいという方も多いでしょうが
イヤなことが同じ人の方が、波風は少ないだろうと思ったりします。

例えばもし、カップルがお互いに同じ趣味を持ち
楽しいねと言える時間があっても、
「他の面は本当に好きなのだけど、
どうしても私が許せないこのポイント、彼はこれをするのよ」
と言う点があったとしたら、一緒にしていることさえ
嫌気がさしてくることもありえます。

でも、こんなところがないと、
相手がしていることが、多少自分の趣味と違っていても、
「まあ楽しいならいいんじゃない」と、
暖かく見てあげられるかもしれません。

さらに、「この人信じられない、そこが嫌なのよ」と思う相手が
自分とは趣味が全く違うことで楽しんでいると
「何やってるんだか、全く理解できない。あんなことして」と
なんか坊主にくけりゃみたいな、
イライラする気持ちになったりしやすいように思います。

実際には、いらっとするのはそこじゃなくて
本当の理由がすり替えられているだけですが、
そういうややこしい感情のもつれ、
本当の原因はどこ?という状態に
なったりすることも多いように思います


これは火星の場所であらわされますが、
火星は怒りの場所でもあるので
いわゆる地雷にもなります
そして、こんな時は、
わりと、火星の土星が絡んだ相性が
見られたしもします。


怒りは可能性のある場所・手前には傷ついた心

ただし、地雷にもなる怒りは
実は可能性のある点であり
行動力に変換できるエネルギーです。

そして実はこの怒りの手前には悲しみとか
傷ついた心があって自分を守りたく怒ることも
珍しくなくてそこを気づかせてくれたりもします。

そして若い頃は特に真剣な人間関係といえば
職場や友人じゃなくて恋愛ということもあります。
少し、時代と共に変わるでしょうから、
最近はどうだろうとも思いますけれど。

でもやはり、恋愛は、その中で人として成長し、
それが社会に生かされていることもあるし
逆もしかりですが、成就するしないにかかわらず
最大の人生勉強だと思います。

そしてまた、この火星のエネルギー
いくつになっても対象が恋愛に限らずですが
湧き立つ思いになります。

新しい挑戦や新しい自分を獲得しようという力
向けられる場合もあります。

ただ、勿論、同じ人であっても
その人の人生の中で成長がありますから、
「10代の頃のような恋愛は40代ではないよ」と、
思っている方もいるかもしれませんし、
確かにその頃とは違うことも多いのですが、
元々のこの火星の傾向によっては
いくつになっても、もう忘れてしまったように思っていても
本当の所の欲求や情熱が燃えている事に気づくこともあります。

なので、いくつになっても恋愛感情が沸く場合も大いにあります。
ただ、これらが日頃からの興味や、仕事、趣味や生きがいに
向かっている場合もあります。

これは新しい挑戦、新しい自分を獲得しようという力に向けられる
違った意味の恋愛のようなものと言えます。

初めてのことをドキドキしながら始められたならば、
それは火星のなせる業と言う人も多いかもしれません。

皆さんの情熱は今どこにあるでしょう、
何をしていたら楽しい、心が喜んでいると思うでしょうか
火星はの辺りを示す場所にいるかもしれませんね。

ということで今日は結局ちょっと
恋愛から少し離れましましたが
火星のエネルギーのお話でした。

今日も最後までおつきあいいただきありがとうございました。


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