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#082+083 Olympic空手形応援!琉球に想いをはせて+喜友名諒選手おめでとう!

8月5日 オリンピックでは
陸上は各国の選手から世界新記録が生まれたり
特に日本勢は10代20代の活躍もめだっているようですが
皆さん、この大変なコンディションの中
本当にメンタルもフィジカルもすごいです。

そしてこの日から
まず女子でしたが
私が楽しみにしている
空手の形がはじまりました。

予選はネットでしかやっていませんでしたが、
多分夜、決勝はTVで放送するのでしょう。

組手は午後に地上波でやっていましたが
組手は個人的な感じ方ですが
動きもスポーツになっているので
よくわからなくて、あんまりみていません。

空手について私が語るのも何なのですが
自分も少し武道をかじっていますし、
周りにも空手はじめ、
様々な武道をなさっている方がいて
馴染みがあるもので、どうしても話したくなります。

空手は、沖縄で生まれた元は「手」とだけ書いて
「てぃ」というのですが、
それが中国の武術と融合しして生まれた武術と言われています。

また「空手に先手なし」と言う言葉がありまして
自分から攻撃することはない、守りの武術とされています。

その分、自分を守るので「受け」が大事になります。
でもこの攻撃を防御する=「ブロックする」というのとは
イメージが違います。

まともに受けたら弱い側は骨折れます。
なので相手の攻撃にまともにぶつかって
「止める」というのではなく、
合気道や柔道もそうですが
相手の攻撃力を受け入れて
その力も使って相手に戻すことが大切です。

そういう意味で
「うけて負けない」ことが勝つこととされてます

流派によっていろいろ思想はいろいろあるでしょうが
そういう考え方があります。

本当は受けずに向き合ってそれだけで
相手を傷つけることなく戦いを終わらせる、つまり
諦めてもらうというのが最強でしょうが、
一般人にはまず無理なので、
せめてこの状態に近づくためにできるのは
慌てていないということくらいかなと思います。


慌てると怖くなり、力むし、全体がみえなくなります。
そうではなくて
あえて「前にでてうける」
という気持ちと体の向きがあると
比較的これに近づくとも思います。

これは日常のメンタルでも同じかもしれません。

空手では「受ける」が実は「次の攻撃の始まり」です。

そしてその時にどんなことをしているか、
そんなお話をしています。

武術の心得や姿勢は
日頃の人間関係や出来事との関わり方
向きあい方などとも重なると思います。

そしてこの受けが、すっと出てくるかどうかは
やはり体にこれが入っているかどうか、
ここで「型」が大事になります。

配信では話していませんが、
型は日常のことで言うなら
安定した心の状態を知るために
自分と向き合ったり振り返り
ニュートラルな状態を知っておくことに
似ているかもしれません。

いつでもさっと、自分らしさに戻り
対応ができることに
似ているように感じます。

また、琉球王朝時代は
薩摩に支配され、武器を奪わていたので
武術家は、いろんな形で稽古をしていた歴史があります。

琉球古武術などがそれで
農機具や、他にも舟の櫂を「えーくぅ」といいますが、
それも武具になりますし、
中国から伝わった武器が小降りになったとか
石臼の挽き棒からできたとかも
伝わっていますがトゥンファ―など、
日常にあるもの武具にかえて
いざと言う時に対応できるように備えたのです。

また、琉球舞踊の中にもその空手の型がはいっています。
これはカポエイラとかも同じですね。

19世紀まで約450年ほど
琉球という独立した王国だった
そこで生まれた空手、
形をご覧いただく時には
そんな長い歴史を受け継でいるのだなと
ちょっと思い出しながら見ていただけたら
より心が動くのではないかと思います。

まずは女子、清水 希容選手、
そして男子は明日。 
喜友名 諒選手!
この、コロナなんかも
一気に祓ってくれるような強い気と動きと、
持てる実力をそのまま発揮してもらいたい
そんな願いを語っております。

そして翌日の配信です。
8月6日は男子の形の金メダルがきまりました。

空手形!喜友名諒選手!
金メダルおめでとうございます!

銀メダルとなりましたが
ダミアン・キンテーロ選手も、
南米アルゼンチン出身で、
沖縄から移り住んだ方も多く空手との縁も深い所。
そして世界選手権で
いつも喜友名選手と決勝を戦っている印象があるので、
大丈夫とは思っても
ちょっと緊張しながら見ておりました。

終わってからひとり、
きちんと正座をして
両手をついて挨拶をした喜友名選手の姿に
うるうるしてしまいました。

そういえば礼に始まり礼に終わる武道ですが
外国の選手もきれいなお辞儀をしていました。

腰からお辞儀をしなさいとかいわれて
ウエストから折ると勘違いしている方も多いかもしれませんが
折るのは股関節、足の付け根です。
だから背中も首もまっすぐ、
海外の選手も綺麗なお辞儀をなさっていました。

そして、海外の選手にも何人からっしゃいましたが
守礼堂の道着に目がいってしまいました。

空手している人には
有名なブランド
海外の選手にも人気ですが
サムネイルにしました守礼堂という
道着や古武道の武具などのメーカーというかお店です。

サムネは私のなのでボロボロになってますが
でも実は逆に武道の人には笑われてしまいます。

本当の達人は黒帯がグレイで色がおちて
もっとぼろんぼろん、
それがかっこいいって憧れられたりします。

やたらと「メイドイン沖縄と書いてるんですよ」と
言っていますが本当はmade in Japanの後に
Okinawaと書いてあります。

そんなお店のお話やお土産の話、
そして#082の配信のサムネは
沖縄のガジュマルに乗っていた猫。
ちゃんと足をあげていて、
「ネコ立ち」という形をなぞった
わたしだけの遊びであるお話など。

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そして試合のネット中継が終わった直後に
前回の配信に
デタラメチャンネルさんがコメントくださいました。

空手の型すごかったですね
正直あんなに見入ってしまうものだとは思ってなかったです
型の事はわからないですが、どの選手も素晴らしかったですね!


とてもうれしいことでした。わたしがいうのも変な話ですが。

沖縄発祥の空手が
日本でのオリンピックで初めて競技となり
生粋の沖縄空手の喜友名諒選手が優勝した…
もう最高でした。

でも本当に、違う文化なのに
一生懸命その精神と動きを
あれだけ学んでいらっしゃる海外の選手にも
本当に感動しました。

2019年に首里城が火災でまた消失して
本当に皆さんがっくりしていました。
その後のコロナもあって
まるで結界がくずれたみたいな気持ちにもなりました。

でも今回の事で
ますますパワーアップした龍はよみがえった
という気がしてしまったわたくしでした。

他には海外の選手のすばらしさ、
女子で優勝したスペイン代表のサンドラ・サンチェス選手は
ドラゴンボールの孫悟空みたいに強くなれる、なりたいと思い
空手をはじめたと、報道されていました。

そんなお話にもふれています。

お盆前の連休始まった方もいらっしゃいますね
安全に楽しい休暇おすごしになれますように
心から願っております。

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