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獅子座守護星~太陽の神話

2022年7月23日から太陽が獅子宮に入りました。
獅子座生まれの皆さん
お誕生月おめでとうございます。

昨年まではこの星座の切り替わりのはじめには
各星座の紹介をしていましたが
今年は2回目なので
獅子座の紹介は前回をご覧いただくとして
今回は、獅子座の守護星とその神様のエピソードを
お話をしたいと思います。
よかったらおつきあいください。

獅子座を紹介した回はこちらです。

守護星は太陽~太陽神といえば


獅子座の守護星は太陽です。

太陽の神様といえば
日本の神様だと天照大御神さん。
珍しい女神ですね。

インカだとインティ
「インティライミ」は「太陽の祭り」ですね
競馬の馬とか歌手を思い出しますけど。

エジプトでは太陽神ラーが有名かもしれません。
私が好きなのはホルスなんですが。

そしてヒンドゥーでいくと
こちらもまた、いろいろいらっしゃいますが
またまた私が好きな神様だとスーリア。
一番代表的な姿というと、
黄金に輝く髪の美しいお顔で描かれているものが多く、
4本の腕を持ち、背後に太陽を背負っているような輝きとともに
7頭の馬が引く戦車に乗り、天を翔るという神様です。

ちなみにスーリアは仏教に入ると日天になります。

そして、いつも占術を使っているので
西洋占星術でいくとギリシャローマ神話になりますが
こちらではアポロンが挙げられます。

でもアポロンは光の神、太陽の神であるけれど
太陽そのものと言うわけではないようです。
ギリシャ神話ではへ―リオス
こちらが太陽そのものと
言われていたらしいのですが
アポロンはそれと同一視されてきたようです。
太陽の戦車の御者でもあるへ―リオスですから
こちらはインドのスーリアの姿に似ていますね。

どこの国にも太陽と月はしっかりお話が伝わりますからね

神話は各地に伝わったり別の種族や国が、
別のそれらを吸収したりしていく中で
上手にその土地の神様や神話をとりこんでいったり
或は、滅ぼしてみたりという変遷があります。

ギリシャ語には明るくありませんが
へーリオスはギリシャ語で太陽だそうです。

そしてヘーリオスの妹が月の女神
セレーネーといいますがこちらが
少し前に蟹座の時に紹介した守護星月の女神の
アルテミスと同一視されました。

オリンポスの神々ゼウスたち以前の神たちの
仲間に入れられることもあるへ―リオスたちは
日本で考えるとちょっと古代神話の古事記と
日本書紀の神話が違うのと似て
後の支配者がまとめたかどうかなんかで違うのかな
思ったりしますが。

なのでのちに出てきている太陽神アポロンをとっても
性格やキャラクターがいろいろです。
結構、ばらばらな側面が
とりこまれて、語られているように感じます。

ギリシャ・ローマ神話の太陽神アポロン


さて、そのアポロン、
医師のような側面があるかとおもえば
光を表す神でもあり、
光というのは、すっと刺さるような鋭さがあるので
病を突き刺し遠ざけたり、病を避ける力でもありますが
かと思いきや
これが突然死をもたらすとされたり。

予言者であったり
羊飼いの神であったり
音楽や歌、竪琴の神であるのは有名ですが
建築や開拓の神ともいあれ、
もうなんでもだなあという
気がしますけれど。

でもアポロン誕生の物語にはその母が、
よその国の人だった
アジア起源説があるのです。

どちらかとうと
ギリシャ神話に取り込まれた側の国の
女性だったのだろうと思います。

音声はこちらから


アポロンの母レートーの苦難


さて、そのアポロンのお母さんですが、
彼女は実はヘラより前のゼウスの妻だったそうです。

その名をレート―といいます。

ヘラの嫉妬深さは有名です。
前妻といっても正妻は自分だというプライドがありますから
容赦はしません。

レート―は、ヘラから
出産をできないようにと意地悪されるのです。

仕方ないので、
安全に埋める場所を探してあちこち島を
点々として、エーゲ海方面にも出向いたそうです。
大きなおなかで大変だったことでしょう。

さらに、出向いた土地土地でも
「ヘラが生ませるなって言っているのに
その手助をするなんてとんでもない、
ヘラから何をされるかわからない」と
どこの土地も知らん顔で拒否されます。

それでもついに隠れ家を見つけました。
ここには彼女の姉妹の助けなどがあるのですが、
そうなってもヘラはまだあきらめません。

ヘラはせめて日の当たらない所でしか
生ませるものかと誓っていたらしいのですけど
そこから光の神と月の女神とが生まれるのが面白いなと思いますが
そんなヘラですから、
レート―の出産を阻止できないなら
せめて遅らせようとしました。

イーリテュイアと言う出産の女神がいたそうですが
彼女が来ないと出産ができなかったとか。
そこで彼女を引き留めたヘラでした。

そのため、レート―は既に生む時を迎えているものの
陣痛はあるけど生めないという状態です。
長い時間、痛みに耐えさせられるという
そんな目にあいました。

しかしその時、イーリスという虹の女神が
出産の神をつれてきてくれて
ようやく無事生まれたそうです。

しかし、お母さんレート―は
出産後もヘラを恐れて
小アジアに逃れたと書かれています。
小アジアとは今のトルコあたりだそうです。
はやり呑み込まれた側の国の人だったのかもしれません。

そんな思いさせらえて生まれたのが
太陽神と月の女神にしたのですからね
父のゼウスもそんなことで生まれてるからか
とってもかわいがったそうです。

カサンドラ症候群はアポロンの恋から

そしてそのアポロン、モテモテだったそうです。
芸術的才能やら予言はできるはイケメンだわで、
でも案外悲恋が多いのです。

エロスのいたずらがあったとはいえ
相手から逃げられて「嫌です」と
木に姿を変えたダブネの神話や
現代のメンタル面えの症例を表す言葉
カサンドラ症候群に名前を使われいる
カサンドラとの恋。

これも、そこから命名しましたか?!と
私は知った時にびっくりしたが。

この恋に関しては映画にもなったりしている
トロイア戦争が関係しています。
かの有名なトロイの木馬ののあの戦争です。

これについてはまた近いうちにお話ししたいと思います。

が、このトロイの木馬を思い浮かべたところで、
また私はマンガを思い出してしまいました。

小さなバイキングビッケ 
というアニメの中で、
これをモチーフにしたお話をみて
とても印象に残った子ども時代でした。

それから、これはへ―リオスだという説と
アポロンと言う説、同一視されているので当たり前ですが、
イカロスの翼の物語
溶かされて墜落してしまうあのお話、
太陽神というとこれも思い出します。

と、もうつきないのでこの辺りにしたいと思います。
今日は、獅子座の守護星太陽の神様
アポロンのご紹介でした。

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