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天気予報をどこまで信じるか(初心者の映画制作講座)

自主映画において、天敵と言ったらなんと言っても、

お天気

です。

そもそも土日祝日しか時間がない。

月に4回程度しかチャンスがない中で、雨に降られたら目も当てられないわけです。


しかし、当たり前ですが関係者のスケジュールは事前に決めざるを得ません。

みんなのスケジュール調整も終わり、いよいよ今週末撮影だ!という時。

天気予報を見ると、週末は雨がひどい様子。

さて皆さん、どう決断しますか?


以前、とある作品のお手伝いをさせてもらいました。

結構なスタッフの数の予定を調整し、いよいよ撮影だという時、まさに天気予報は無情にも『雨』を宣告していました。

さあどうする!?


その時の監督から全員に、撮影の数日前に「今週末は中止です」の連絡が来ました。

そのメールを受け取った時、短いメールの文面に、監督のものすごい苦渋の決断が見え隠れして、心がしめつけられたものです。


実はその時、僕は制作スタッフから、「どうしましょう」と相談されていました。

こういった場合の僕の答えは決まっているんです。

それは、僕がこれまで採ってきた方法でもあります。

僕は中止にしません。


せっかく役者とスタッフが集まる時間がとれたのに、それを見過ごすことは僕にはできません。

雨は降らないかもしれません。

降ってもたいしたことないかもしれません。

すぐに上がるかもしれません。

屋根のあるところで撮影すればアップだけでも撮れるかもしれません。

どうしても映像が使えないのなら、カメラテストの日にします。

役者もスタッフも、その日を空けてくれたわけです。

止めにしたらその時間は無駄になってしまう、と思うんです。

まあ、いざ当日を迎えたら、撮影の日が大嵐だったこともあります。

そもそも交通機関も停止し、集まることもできない。

なので、ケースバイケースなのは分かってます。

そういえば過去に同じような状況のとき、ギリギリまで待って、朝起きたら外が真っ白!

雪が膝まで積もっていたこともありました(東京で、ですよ)。

それでも“なんとか撮れないかな”と数分間考えたのを覚えています。
カメラをすべて上に向ければどうか、とか。
(さすがの僕も、中止にしました)


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