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カメラを選ぶ前にすべきこと(初心者の映画制作講座)

この記事は、「映画/動画が作れるようになるメールマガジン」の過去のものからピックアップしてご紹介しています。

映画を作るためにまず、カメラを手に入れたいとします。

ところが、まったく知識が無くどのカメラがいいのかも分かりません。


まず、ネットで検索してみます。

「○社の△△の映像はすばらしい」
「僕は□社を愛用しています」
「今ならやっぱり一眼レフでしょう」

いろんな意見があって、やっぱりよく分からない。
そこで映像系の雑誌を買ってみます。

「特集!○○社の新機種を試してみる!」
「○社と○社と○社の映像比較」

どれを買うべきなのかやっぱり答えが出ないので、
今度はネットの掲示板などに書き込んでみます。

「もうすぐ○社から新機種が出るから、それを待つのが得策です」
「照明機材についても用意しないといい絵が撮れませんよ」
「どんなものを撮るかによりますね。」


これらのコメントはぜんぶ、僕が空想で書きましたが、
こんなことはよくあるんじゃないかと思うんです。

・・・結局、答えが出ないわけです。


『何がいいか?』
『どれが必要か?』
という視点で人に聞くと、話はどんどん拡散していきます。

始末が悪いのは、それぞれ必ずしも間違っているわけではない、ということ。

つまり、こういう状況では、
情報を探す側が、自分なりの判断基準を持たなければならないのです。

でもそれが難しいから情報を探している、という堂々めぐり。

僕のアドバイスはシンプルです。
「機材は何でもいいから作ってみては?」

誤解を恐れずに断言するならば、
個人で趣味で初めて作る段階では、
機材の違いは作品の質に関係ありません。


質は、どの機材かではなく、その機材をどう使うかで変わります。

映像のきれいさだけで言うなら、どのカメラも違わない。

機材は買える範囲のものでいいでしょう。
直感で「触っていたい」というものを選べばいい。
可能ならレンタルするか、持ってる人と仲良くなる。

で、作ってみる。←ここが大事。

想像してみください。

「小説を書きたい!」という人がいて、どの万年筆を使うかで悩んでいる。

Windows で書くか Macintoshで書く かで悩んでたり、iPadで書けるかどうかで悩んでて、「小説が書けない・・・」と言う。

あなたは、何てアドバイスしますか?

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