監督になるのはこんなタイプの人!(初心者の映画制作講座)
今回はサイトから来た質問を掲載します。
Q:オリカワさんは、「監督はみんなを後ろから押していく存在だ」と言います。
でも私の先輩(プロ)は、「監督の負担を出来るだけ軽くするのがスタッフの仕事だよ」と言います。
つまり、監督は「ついてこい」タイプで、みんなから支えられて監督をするようです。
私の先輩と、オリカワさんの監督のイメージは逆のように思えます。(質問者:T)
A:
確かに僕の言ってることと先輩は逆ですね。
これはどういうことか、説明します。
「プロの監督」は「プロのスタッフ」と組む。
「趣味の監督」は「友人・知人スタッフ」と組む。
こういう図式になると思います。
先輩の言っている事は、プロのスタッフに関することですね。
プロのスタッフって、それぞれ自分の仕事に誇りを持っているので、中途半端な準備とかを許しません。
プロのスタッフは、自分の仕事内容を完全に把握しているので、自分の仕事の範囲は、監督に迷惑をかけないわけです。
一方、Tさん(質問者)の話に戻します。
Tさんは、今回初めて、自分で友人に声をかけてスタッフになってもらったということですよね。
話を聞く限りでは、経験は少ない人が集まっているのでは?と思いました。
だとすると、Tさんが、みんなを指導して後ろから押していく、というやり方が一番合ってるかな、と思うんです。
★集まった組織に応じて、監督の態度は柔軟に変えるべき
これが答えだと思います。
僕はこれまで10数年、いろんなタイプの人を集めて映画を作ってきました。
学生集団もいれば、アマチュア社会人集団、プロ集団まで。
その都度、メンバー構成を見て、皆の知識具合を見て、監督としてのやり方、まとめ方を変えてきました。
監督の仕事はこう!
ってたった一種類だけを限定する事は、無理なんですね。
その人のキャラクターもありますしね。
楽しんで下さい!
◎YouTubeでこんなお話もしました。
『監督になりたい5つのタイプとその攻略法』
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