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自分が監督する現場で孤立してしまったら・・(初心者の映画制作講座)

下手でもいいので、最初に1、2本作品をがんばって作ります。

すると、自然と人が集まるようになるんです。

・作ったことがない。
・作っている。
この違いは、ものすごく大きいのです。
だから、とにかくこだわらずに1本作ってみて、と僕は思うのです。


さて、人が集まるようになると、器の小さい人間は傲慢になっていきます(苦笑)。
今回はそんな僕の体験談を書いてみたいと思います。


自然と人は集まってくる。
僕は天狗になっていました。
僕の物言いも考え方も、傲慢になっていったと思います。

ここに、僕の古い知り合いも入ってきました。
映画が好きで集まった仲間ではなく、単なる友だちです。

友だちは、ズバズバと僕の悪い点を指摘します。

それまで黙っていた他の役者なども、そうだそうだ、と同調する人が現れてしまいました。

傲慢な僕 vs 映画好きの仲間+古くからの友だち

いつしか、いつもいつも言い争いや喧嘩をしているような状態になっていました。

監督である僕も絶対譲らない。意見を通そうとする。

誰も僕のことなんて分からない…と一人で闘う日々が続きました。

映画制作の過程で、監督である人間は、自分のやりたいことを人にやってもらうことになります。

スタッフ一人一人も、機械じゃありません。

いろんな考え方があり、様々な個性があります。

だからどうしても、大小の違いはあれど、意見の食い違いは出てきます。


今の僕は、こんな時はこう考えます。

『相手をその場で言い負かすことが自分の望みなのか?』
『自分の一番の望みは、この作品を完成させる事なんじゃないか』
『だったら、ここは一旦引いておいて、相手を動かす方がいいんじゃないか』


監督は、自分を主眼にしてはダメです。

作品を、主眼に置く。

「自分は…」ではなく、「この作品は…」と考える。

そうすると、何をすべきか、が見えてくるんですね。


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