メイクさんが読んだらきっと怒ります
自主映画を撮ると決めて、スタッフを集める際に気になる存在。
それが、メイクさんです。
メジャーなお仕事にもかかわらず、自主映画の監督さんは意外とメイクさんの扱いを知らない人が多いです。
メジャーなだけに、メイクさんをスタッフに、という発想はすぐに浮かびます。
しかし同時に、メイクさんをどう扱っていいのか、
そして、どう指示を出せばいいのかが分からない。
おまけに、メイクさんと言えば「衣装」も一緒にお願いするパターンも多い。
ヘアももちろんね。
女優さんのメイク、というのは分かりますが、男性のメイクって、何がどう必要なのか、悩むわけです。
さらにさらに、女性って自分のメイク道具があるからそれで事足りるんじゃないか、とも。
ケガした時のメイクや、皮膚がただれたようなメイクが必要、とも思うものの、そうそうホラーやアクションばかり撮るわけでもない。
あんまり書くと、メイクさんに怒られちゃいますね。
まあ、これらは全部、例によって昔の僕の話なんですが。
いつの頃からか、カルフの現場は常にメイクさんと一緒です。
とは言っても、正直言うと、僕自身があまりヘアメイクに造詣が深くないために、深いコミュニケーションがとれてない感はあります・・・
そんな中、最初に頭に入れておかないといけないことをまとめてみます。
●現場に集まったら、まずメイクから。
スタッフが撮影準備に入るように、役者はメイクから入ります。
しかも、メイクは一人一人やるために、効率的な順序や、どこまで何のメイクをするのか、といった段取りが重要です。
●撮影スケジュールは、メイク時間も入れる。
当たり前ですが、機材のことしか頭にない監督は、つい忘れがちです。
そうなんです、ごめんなさい。
●メイクには、役者用のイスと鏡が必要。
室内なら問題ないですが、野外ロケの時は注意が必要です。
●どんなメイクにするのか、事前に決めておく。
撮影前にはカット割りやカメラの位置などを決めますね。
それと同じように、メイクさんとも打ち合わせが重要です。
メイクさんは、メイクで感情やキャラクター、状況を表現するのです。
自主映画の初期段階だと、そんなにメイクに手間ひま時間をかけることは少ないかと思います。
でももしメイクさんが仲間になってくれたら、準備の段階で、彼、彼女らの意見にじっくり耳を傾けてみて下さい。
思いもしなかったようなアイデアが聞けるかもしれませんよ!
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