片づけるためにまずピッピを読む

今朝は玄関を片づけることにする。うちの玄関、下駄箱の上の物が置けるスペースがある。そこに、もらいものの絵や写真が飾ってある。その手前には外国のお土産やミニチュア食器セット、昔のグリコのおまけ、リカちゃんシリーズの食べ物類、リサイクルショップで見つけた新しめのサンリオグッズ、小さなガラス細工の人形など、私が子どもの頃から集めていた宝物が仕切りのついた活版印刷の木製トレイに入れて置いてある。あくまでもわざと、なのだが、とにかくごちゃごちゃに置いてある。ここを片づけようと思う。

もとからミニチュア製品が好きで集めているのだが、そういうものを片づけるのにピッピの持ってるような引き出しのたくさんある家具が欲しい、と昔から思っていた。リンドグレーンの「長くつ下のピッピ」の室内の描写に出てくる家具。それにずっと憧れていて、大人になったらそういう家具を手に入れて、そこに宝物をしまうのだ、と決めていた。

それですでに大人になっているのだが。なかなか実行できずにいた。が、今こそやろう。本当はピッピのような家具が欲しいのだが、文中ではそれはかなり大きなもののようだった。古道具屋に売っているような薬品棚、薬箪笥というようなものがイメージに近いような気がする。しかしそれらは高価なのだ。手に入れることは難しい。で、近いものを入手してある。実家にあった木製の4×6個の引き出しのついた棚。もう1つ、それよりひとまわり小さいが伯母が作った紙製の10個の引き出しがついた小箪笥。この2つを宝物入れにしよう。今までは見えるように置いてあったごちゃごちゃした小物、私にとっては宝物をこの引き出しに入れて、それを下駄箱の上に置いておこう。

そのためには、まず、憧れのピッピの家具について確認しなくては。久しぶりにピッピを読む。はじめてトミーとアンニカがピッピの家に入るシーン、その最後の方にあった。小さな引き出しがいっぱいある家具について書いてある。これこれ。これのまねをしよう。

その描写の少し前では、ピッピがパンケーキを作っている。ホットケーキではなく、パンケーキだ。いいなあパンケーキ。今日のお昼はパンケーキにするか。でもホットケーキミックスは無いし、ベーキングパウダーも無い。じゃあ小麦粉で、クレープを作って子どもとお互い好きなものを勝手に挟んで食べる、っていうのはどうだろう。子どもは甘いものを挟むだろうけど、私はハムとチーズとか。好きなように食べればいい。クレープは、確か生地を冷蔵庫で寝かせて置かなくちゃだめだから、早めに準備しないと。

ああ。始まらないぞ。片づけが。


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