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「同じ気持ちです」という、ラブ

週末なので夜ふかし♡
5週連続の休日出勤をこなしました、こんばんは。

といっても週末は自由な時間にやることをやるだけなので、本当に楽。今日は昼からのそのそ出ていって、会議室にこもって1人で黙々と作業をしていた。平日の100倍捗る。毎日これでいいやんけと思う。

さて、色々心境の変化があったので今日も日記を書いておこう。

ここ最近、事件続きだ。それは村の勝手なイノシシ課長のせいだった。「イノシシ事件」とでも名付けようか。ほうれん草ができないので、この度は全員、お客様にまでご迷惑をおかけする程の大事件を起こした。
とっても優しくておおらかな人だが、「上長」としての仕事をしないためみんなと友達である。これは一見アットホーム案件だが、村で働く余所者にはかなり痛々しくうつる。

今日のお話は前回の記事の続きになるので、是非まだの人は読んでみてほしい。

この記事を書いた次の日にまた事件がおきた。イノシシ課長の暴挙の余波は長かった。

※以下、村長と課長がごっちゃになっていますが、同意です。笑

今回の被害者は私の元天敵

今度被害にあったのは、天真爛漫の若手だった。私と同じ頃に入社したけれど、彼女はTHE Z世代というのか、常にノリが軽く相当に失礼な奴だった。天敵だと思って関わらないように過ごしてきた。

彼女は一応誰かと動いていたし、一応指導担当が居たし、私ほど孤独ではないだろう。こいつさえいなければ、私もここまで放置されなかったのかもしれないとまで思っていた頃もあった。

しかし時が経って、既存の人間たちが馴れ合いで働いている様子を目の当たりにするにつれ、彼女は浮いて見えた。会議で私が発言している時に、私の目を見ているのは彼女だけだ。私のプレゼンを聞いているのは彼女だけだ。いつも私の話を目をキラキラさせて聞いているのは彼女だけだったのだ。

先日、私の案件の会議に初めて出席してもらった際には、「私、こんなちゃんとした会議初めてです!素晴らしい進行!マジスゲッス!」との感想をいただいた。嬉しそうだった。この子は、実は何も指導されていないのではないか?と思い至った。

天敵だと思って過ごしてきたが、こんな環境でも彼女は村に染まらずに、ここ最近は目覚ましく成長していた。失礼なやつ!と思っていたが、次第に見る目が変わってきていた。「元」天敵になったのは、割と最近の話だった。

事件つづきのざわざわ村

さて事件の話に戻そう。
何の打ち合わせも予告もなしに、突然私と元天敵以外の村人が一斉に外出直帰するという事件があった。意味がわからない。対応すべきなにかがあったらしいが、知らされていない。緊急性が高いようだが、執務室の隅でキャッキャと打ち合わせが行われていたので、そこまででもない。外出直帰の権利について誰がどうすると相談していたのだろう。
置いてきぼりのわたしたち。ガランとした執務室。放置されている間にもイノシシ課長の事件はまだ完了していないわけで、元天敵はひどい目にあっていた。相談を受け、私は出来る範囲で手助けをした。

夜遅くになって、元天敵からお礼の連絡がきた。
「今日は本当に辛かった。助けてくれたのは青豆さんだけだった。忙しいのに本当に悪かった。感謝したい。」
そんな内容と共に、私が入社してからずっと放置されていることへの疑問や尊敬の念、既存の村人への違和感が綴られていた。

ああ、色んなことに気づいていたんだ。と思うと共に、ハッとした。この2年間、中途入社で放置されて自分のことでいっぱいいっぱいだったけれど、私には後輩がいる…と改めて気づいたのだった。

何て返そう、と思ったけれど、今日の労いの言葉とともに村人への違和感について、こう返した。

「私も、同じ気持ちです。」

出典:隣の村長

やさしみの連鎖(であればいいな)

前の日に、つらい目にあった派遣さんに声をかけてみたら、その後私がつらい時に優しい他所の課長に声をかけられるということがあった。自分の感じている違和感を打ち明けたときの、その課長の「同じ気持ちです。」という言葉がとても心に残っていた。優しい気持ちで人に接すると別の方向から返ってくるものだな、なんて思っていた。

隣の課長にかけられた言葉をこんなにも早く別の誰かに渡す日が来るなんて。私は、一生懸命初めての会社で働こうとしているこの若い子を、この理不尽な環境から守らねばならん。なんだかそう思った。私はもうそういう歳だ。

転職活動を始めるとともに、私の「労働」が新しいフェーズにきている。辞めてもいいぞ思っている女は強い。
ここでの先が短いのか、実は長いのかわからないけれど、私はおかしいことときちんと戦おうと思う。私は最後まで、私の考える最善の働きをしていこうと思う。もしかしたら、共に戦う人が増えれば、辞めなくて良い道もあるのかもしれない。ないのかもしれない。

元天敵にせめても背中を見せることができればいいと思う。見てな。

なんつって。まあ無理のない感じでね。寝よ。

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