[研究参加者募集!]発達障害のある方の空間認知に関する調査研究
本調査は調査数に達したため、今は新たな募集を行いません。
本調査にご関心を寄せていただきまして誠に感謝申し上げます。
【研究目的と背景】
都市開発が進み都市空間がより複雑になるにつれて、都市空間で迷子になる人が増えている。ナビゲーションシステムのサポートにもかかわらず、道に迷ってしまう場合もある。方向感覚の欠如や地図が読めないのは発達障害者の方が深刻であり、発達障害者やその介護者らの証言に基づく多くの文献が、日常のナビゲーションが困難であることを取り上げていることからも分かる様に、彼らは空間の認知や経路の記憶が不得手なことで都市生活に支障をきたしている。
そこで、本研究では、外出の必要性が高い成人発達障害者を対象とし、発達障害者の空間認知能力についての障害特性に基づいて、彼らの空間認知能力に影響する要因を明らかにすることを目的とし、発達障害者向けの都市地図の設計に理論基礎を提示し、もっと「わかりやすい」都市空間のナビゲーションを明らかにすることを目指している。
【対象】
*要件1と2を両方満たす方
要件1
年齢は20歳以上
要件2
①発達障害の診断がある方
②発達障害の診断はないが、自分に発達障害の傾向があると感じている方
【場所】
①つくば市在住者
茨城県つくば市天王台1-1-1
筑波大学文科系修士棟A
8A303
②遠方の方
オンライン(ZOOM)で行います。
【調査内容】
調査1 オンラインアンケート調査 合計40分程度
①方向感覚評価:SDQ-s(21項目)
21項目から成る「方向感覚質問紙簡易版Sense of Direction Questionnaire-Short Form SDQ-S」を採用し、自らの方向感覚を評価する「方向感覚自己評定」とあわせて、いずれ4段階尺度による評価を求める
所要時間:10分程度
②発達レベル評価:AQ test(50項目)
発達障害と関連する症状を測定する検査
所要時間:15-20分程度
③地図利用経験 (15項目)
Google mapの利用実態に関する設問。
要時間:5-10分程度
アンケートのご回答は以下のURLからお願い致します。
或いはQRコードからアクセスするのも可能である。
調査2 記録画像による模擬環境の提示 合計30分程度
経路ビデオを観ながら、記録画像を知らない人が辿れるようにとういう基準でルートの説明を行い、文字でメモし、発話する。
調査3 認知地図の作成課題
調査2同じ基準に、A3方眼紙を使用し、認知地図を作成する。
紙の枚数と書く時間が制限なし。
認知地図の内容に基づいて、ヒアリング調査
*調査2と調査3は同じ日に行います。調査1のアンケートでは、その後の調査への参加意思と参加時間を提出することができます。ご協力していただいた方には調査終了後1000円分のAmazonギフト券を送付します。
調査4 2D地図空間と3D現実環境対応テスト 合計30分程度(日程未定)
■ご関心・意欲のある方には詳しい内容をお伝えします。
ご協力頂ける方は連絡先までお願いします。
皆様のご参加をお待ちしております。
■お問い合わせ
SU JIALU
蘇佳璐(ソカロ)
筑波大学
文科系修士棟A 8A303
s2020465@s.tsukuba.ac.jp
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