親の刷り込みが子供をつくる

同じ出来事、同じ話を聞いても、
人によって解釈のレベルは全く違う。

こちらが誠意を持って相手に
厳しいことを伝えても、相手は
批判されたと思って心を閉ざして
しまうことがある。

先日あったケースでは、
子どもの取り組むに真剣さが足りずに
改善する姿勢も全くなかったので、
それを本人と親御様に指摘した。

ある程度の信頼関係はあるなかで、
指摘をしたのでこちらの意図は
伝わったと思っていたが、

子どもを否定されたことで、
親が背を向けてしまったのである。

コーチである私にも非があると
思っているが、こちらが誠意を
もって対応しても捻じ曲げられた
解釈をされてしまうこともあるのである。

以前、その親御様と話をしたとき、

「私は親にかなり理不尽に育てられたので・・・」
「子供には自由に好きなことをやらせたいのです。」

と言っていた。

しかし、現状は子供にかなりのストレスが
かかっている状況である。

子どもを見ていて全く楽しそうではない
のである。

子どもと直接話をすると、
「ここでのサッカーは楽しいが、もうやめる」
というのである。

本人は楽しいと言っているのにやめるという現状。

その子は他に3つのスクールに入っているようで
あるが、やはりうまく成果でないとやめている
ようだ。

徐々にこちらの言葉に対する受け容れも少なくなって
いる。コーチとしてはとても残念である。

子どものマインドというのは親に多大な影響を受ける。

なにが言いたいかというと、
大成する選手というのは、

本人の意志とマインド、
親の考え方とマインド、
良い指導、指導者との出会い。
良い仲間との出会い。

これらが相互に影響しあっている。

小学生までは親の影響力は絶大である。
正解がないだけに親もコーチも永遠に
学ぶ必要がある。

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