「30cmの違いにこだわれるか。」

こどもを教えていていつも思うことがある。
「教えられること」と「教えられないこと」
があるということ。

「センス」

これは教えることができない。
他人が教えられないこと。それが「個性」
と言っていいかもしれない。

教えられることというのは、再現性があるので
トレーニングすればある程度形になる。

「30cmの違い」が感じられる子。
この感性が欠けているように思うのである。
言葉にすると「クリエイティブさ」と言うのだろうか。

ちょっとした空間の感じ方や、ボールの置きどころ
などの感性を持っている子供は見ていて面白い。

感覚的にやっている子もいるが、子供なりに何かを
感じとっているからだ。

そして、少しの工夫をしていたり、気が付く能力が高い。
一言でまとめると、感性が鋭いのである。

感性のない子でも、意識付けして継続的に指導すると
ある程度できるようになる。

1から85まではトレーニングで補えるが、
85から95までは才能の領域ではないかと思う。
教えられない領域なのである。

「30cmの違い」

これは表面的にはわからないが、
レベルが上がればあがるほど、
この差が大きくなっていく。

だからこそ、日頃のトレーニングから
この30cmの違いを意識して
トレーニングする必要があるのだ。


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