練習では身に着けられないもの

元なでしこジャパン澤ほまれ選手が引退した時に、セルジオ越後氏が澤選手についてコメントしていた。

「記録もさることながら、練習では身に着けづらいゴールがたくさんある選手。そういう意味ではやはり生まれ持った才能があったと言える。」

確かにそう思う。
ワールドカップで世界一を取った時のアメリカ戦のコーナーからの角度のないところからのシュートなど、
一瞬の判断やタイミングでゴールを取っているシーンが何度もあるのだ。

これは練習で身につけたというより、一瞬の勘やひらめきによる部分が多い。守護神に神が舞い降りた。なんていう表現をするが、まさにこれに近い感覚だ。

サッカーに真摯に取り組んでいるからこそ、試合の決定的な場面で
神が舞い降りるのだ。これは体験した選手にしかわからないと思う。
しかし、軌跡ではないことは間違いない。

子供に教えられることではないが、真剣に練習に取り組んでいる
ごく一部の選手であればわかりあえることだろう。
サッカーの神様というのは必ずいるのだ。

こういう感覚的な部分も子供たちに伝えていく必要があると思っている。だからこそ、日々のトレーニングを考えながら楽しんで成長してほしいと思う。

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