優しい人が舐められやすいのは、返報性の原理を邪魔しているから
湘南に暮らす心理カウンセラー
渡辺サヤです
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さて、本日も『ココロノマルシェ』に寄せられたお悩みにお答えします。
ココロノマルシェとは
作家で、人気カウンセラー根本裕幸先生の弟子カウンセラーたちが回答する、無料お悩み相談掲示板です。
どなたでも無料でお悩み相談できますので、是非ご利用ください。
むっくさん
ご相談いただきましてありがとうございます。
優しい雰囲気なんだけど、実は「鋼のメンタル」の方って、いらっしゃいますよね。
見た目ふんわり、中身はそこら辺の男以上に男らしい!!
相談文を読んでいて、むっくさんもそんなタイプかなあ、って思ってしまいました。
優しい方(優しい雰囲気が無意識に出ちゃってる)というのは、こういった問題にぶち当たることが多いですよね。
私からは、感謝される人と舐められる人の違いについてお話していきますね。
同じように優しいのに、なぜ?あの人は大事にされたり感謝されて、私は酷い扱いを受けるの?
この違いですが、人は優しくされると、相手に好意を持ったり、感謝したりします。
それは、「返報性の原理」が働くからなんです。
人は何かしてもらったら、相手に返さなきゃって思うことが多いですよね?
しかし、舐められる人というのは、この「返報性原理」を自らブロックしているからなんです。
むっくさんは、普段の生活の中で、探せばいくらだって愚痴りたいことや不満や大変なことがあるけれど、持って生まれた鋼のメンタルで、自分にとってはそんなに大変なことじゃなかったり、普通に耐えられたり・・・ってことが多いのではないでしょうか?
そんな時に、そのおおらかな優しい雰囲気に引き寄せられて、余裕の無い人が寄ってくると、相手に対して、「この人はどんな時も多少聞いてくれる」という依存心をぶつけるスキを与えていることになります。
怒っている人は=困っている人 でもあります。
ですので、誰かに何とかしてほしい!という依存心でいっぱいだったりするので、むっくさんはその依存心を無意識に引き受けてしまうのだと思うのですよね。
これが返報性の原理を邪魔している行為になります。
お願いされずに自分が無意識に引き受けてしまっているので、むっくさんの優しさって相手からすると残念ながら、お返ししなきゃ!って思わせられないような、価値が低い状態になっているのだと思うのですよね。
(言い方がきつかったらすみません・・・)
これでは勿体なさすぎます!!
なので、自分の優しさや器の大きさ・・・そういった魅力を大事にしませんか?
ではどうすればよいか?というと、
自分の優しさを無防備に与えないことです。
よく、犠牲してまで相手に与えないこと。という言い方をしている本やブログをよく見かけますし、本当にその通りだなあと思いますが、むっくさんの場合には、結構無意識にやっていることが多いので、犠牲心もその時には感じにくいんですよね。
きっと、優しくした相手からきつい言葉や言動が返ってきて、初めて自分の中の犠牲心に気づくのではないでしょうか?
そういった方には、「自分の魅力をもっと大事にしましょう」という言葉がぴったりな気がします。
大事な物ってそんなに乱用しないですよね?
師匠の根本も言っておりますが、例えば、大事にしている高級ブランドバッグを近所のスーパーに持って行ったりはしないと思うんです。
きっと、彼とのデートやお友達とのちょっといいお店でのランチ会なんかで使いますよね?
そんな風に大事に大事に・・・ご自分の魅力についても扱ってみて欲しいんです。
すると、今まで無防備に外側に向けられていた意識が、自分の方に少し向けられやすくなりますから、まるで、透明のバリアでご自分を守っているような・・・そんな感覚になります。
そして、相手の返報性の原理がしっかりと働くようになると思いますよ。
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イメージワークをすると非常に効果的だと思いますので、もう少し、この問題にしっかりと取り組みたいという場合には、続きは個人カウンセリングでお受けいたします。
特に義理堅い日本人は、「自分がしたことは水に流し、人にしてもらったことは石に刻め」という生き方を非常に美徳とされていますから、そういった生き方や言葉を聞き、これまた自然と親から影響を受けてきた方も少なくありません。
そうですよ!むっくさんの魅力は本当に素晴らしいものだと思いますので、隠したりすることなく、ちょっとした心がけ次第で変わっていけると思いますから、どうかそのままのご自分でいらしてくださいね(#^^#)
渡辺サヤ
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