相手の暴言の裏に隠れたニーズを理解することでこちらの捉え方や気持ちも変えることが出来る
湘南に暮らす心理カウンセラー
渡辺サヤです
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さて、本日も『ココロノマルシェ』に寄せられたお悩みにお答えします。
ココロノマルシェとは
作家で、人気カウンセラー根本裕幸先生の弟子カウンセラーたちが回答する、無料お悩み相談掲示板です。
どなたでも無料でお悩み相談できますので、是非ご利用ください。
ともともさん
ご相談いただきましてありがとうございます。
相談文を読んで、私の率直な意見としては、ともともさんはきっと、旦那さんとの関係について、長い時間悩まれてきたのではないかなあ。と思いました。
もちろん、最初から今のような関係ではなく、徐々にエスカレートしていって、気が付いたらこうなっていたというような状況なのではないかと思います。
ここは全くの私の想像なんですが、ともともさんが自分の親やお友達にこのことを相談して、「別れなよ」とか否定的な言葉が返ってきたこともあるかと思うのですよね。
なんでこう思ってしまったかというと、昔の私がそうだったからなんです。
思いっきり主観が入ってしまいましたが・・・
私が少しでもお役に立てればと思い、お話させていただきたいと思います。
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旦那様はバツイチで自立されている傷ついた男性であるという前提でお話させていただきますね。
まず、自立の人は、「いかに傷つかないか」ということを考えていることが多いです。
もちろん「いかに人に与えるか、幸せにするか」とも考えてはいますが、それ以上に「自分が傷つかないこと」を優先する傾向が強いものです。
それって普段はものすごく武装しているのと同じですから、表向きは良い人に見せたり、強い人だと相手に信じさせたりと、本当の自分を隠していることになります。
しかし、パートナーの前では緊張感が緩み、無理していい人であろうとはしなかったり、武装しなくなるぶん、自分の弱さをパートナーに受け入れてもらうことが強いニーズとして出てくるのだと思います。
一言でいうと、自分の依存心を丸ごと受け止めて欲しいと思っているのですよね。
甘えたいのに批判もしないでもらいたいと強いニーズが旦那さんの中にはあるのだと思います。
こちらからするとほんのささいなことなんだけど、わずかな違いも旦那さんにとってはまるで全否定されたような気持ちになっている可能性が高いですよね。
お互いの違いを受け止めながら、自分を保っていることが出来ないくらい、
自信を失っている状態なのだと思います。
ではこの自信の無さや傷はどこから来てるの?ということですが、それは、過去の離婚での傷かもしれないし、もっと前の幼少期の頃の傷かもしれないし・・・
なので、旦那様に現時点では、否定的な言葉を言うのは控えた方が良いかと思います。
否定なんてしてない、ということもあるかもしれないですが、違う意見を伝える場合にも、LINEやメールで伝えたり、顔を合わせた状態で伝えない方が、旦那さんも感情的な思いをぶつけないで済むので、お互いに楽かもしれませんね。
というのも、酷い言葉を言っている方もやはり傷つくからなんです。
妻に酷いことを言っている罪悪感から逃れるために、相手を悪者にしようとしてしまうので、どんどん酷い言葉を言ってしまうということがあります。
この「言いたい事があるなら言ってよ」は私としては本心ではないような気がします。
本当は「せめておまえにだけはわかって欲しい。」そんな強いニーズがあるけれど、それを素直に表現できないからこその言葉であるようにも思えます。
だからと言って、「あなたがやっぱり正しい。ごめんね。私がいけなかった」と都度折れるのは、こちらも辛いものですしね・・・
私からの提案なのですが、こういう時にはまず旦那様を安心させてあげる為に黙って抱きしめてあげたらいかかでしょうか。
もちろんそんな状況でない場合には一旦別々の部屋に移動して気持ちをクールダウンさせるとか・・・
とにかくこれ以上、旦那様に暴言を言わせないようにすることが第一優先かと思うのですよね。
罪悪感や自分の不安を少しでも払拭したくて「言いたいことがあるなら言え!」と言ってくるのでしょうが、そこで安心が手に入らないので、恐れや不安を感じたくなくてとっさに怒りですり替えてしまうという悪循環に陥っているからです。
私たち大人は恐れや不安といった感情を自立すればするほど、素直に表現することが出来なくなってしまいます。
それに比べて子供は何かあればすぐに泣いたりできますよね。
しかし、大人になると(特に自立の人)無意識に恐れや不安を怒りにすり替えてしまうようになりますので、表現が全て怒りの感情で外に出てくる傾向があります。
このようなことから考えて、、旦那さんのともともさんへの怒りや暴言は、自分自身が傷つかないために使ってしまっているものと理解してみてください。
すると、相手がどれだけ傷つくことを怖れているか、見えてこないでしょうか?
もちろん、そんなこともどこかでわかっているからこそ、離婚せずに良い関係を築いていきたいと思っていらっしゃるのかもしれません。
この視点をもっと使い、真正面から旦那様の言動を受け止めないようにして、隠れたニーズを理解することがこの問題の鍵となるような気がします。
ご自分だけで大変なこともあるとおもいますので、カウンセリングを使うこともお勧めします。
そしてやはり、ともともさんご自身のケアも必要だとも思います。
私で良ければ、伴走させていただきますので、是非公式ラインからご連絡くださいね。
渡辺サヤ
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