家庭に戻った既婚女性はそんなに簡単に恋を忘れることは出来ない。
湘南に暮らす心理カウンセラー
渡辺サヤです。
最近多い、既婚者の恋愛のご相談
いつものココロノマルシェではないですが、別のご相談文に対する回答を本日は書かせていただきます。
(※私のクライアント様のものではありません)
9年ですかー。
彼と別れても辛い、続けても辛い・・・
どっちを選択しても痛みが伴うってこと、わかり過ぎるくらいわかっているので、なかなか決断が出来ないですよね。
私も既婚で、年齢的なものもあるかと思いますが、婚外恋愛のご相談を今までも受けてきまして、既婚女性の切ない胸の内を聞いてきました。
そんな私が、少しでもAさんのお役に立てますよう、お話させていただきます。
***
夫とも仲は良いのだけれど、めちゃくちゃ大好きな彼がいる場合っていうのは、「女として、こんなにも愛せる男性に出会えた喜び」っていうのがまず、根底にあると思います。
女としてこの世に生まれて本当に良かった。
女としての幸せってこういうことなのか。
そんな感情を抱いたこと、何度もあったのではないでしょうか。
夫との生活も普通に幸せだと頭では分かっているんだけど、、やっぱり思考よりも感情の方がはるかに大きいので、理性で抑え込もうとしても無理なんですよね。
そして何よりも、自分の応援により、活躍していくパートナーを見ている喜びって大きいと思います。
もちろん、夫に対して嘘をつかなければいけない、だとか、好きな時にいつでも彼に会えるわけではない、とか・・・
苦労されたことも沢山あったと思いますが、その都度、「やっぱり彼を愛する」って何度も決断(コミットメント)し続けてこれたくらいの、幸せな瞬間ってあったと思うんですよ。
恋って簡単にできるものですが、愛するって時には意志の力が必要だったりします。
なので、そんなコミットメントを繰り返していくと、どうしても愛情が強くなっていきますし、相手から信頼されるようにもなっていきますので、彼にとってはAさんって「心の支え」だったのではないでしょうか。
もちろん、彼の副業での成功って、Aさんがいたからでしょう!
Aさんが3年前のコロナ禍で、会えない選択をしたのは、家族に知られないように?
それとも、この時から彼と別れる心の準備を始めていらっしゃったのでしょうか?
どちらにせよ、夫と離婚し、彼と再婚するという選択肢はAさんには一切ないと私は感じました。
願望としてはあるとは思いますが、現実的に考えられない・・・というところでしょうか。
それを彼も感じ取っていたとすれば、自分はAさんにとっては二番手の存在であると、どこかで嫉妬心や劣等感を感じていたとも考えられますよね。
もう既にAさんはお察しかと思いますが、彼は寂しがり屋さんなのでね。
Aさんが距離をとろうとしたので、「一人にされたらどうしよう」と不安になって、別の人を探し始めたのかもしれません。
奥様とは既に破綻していますから、彼にはAさんと違って帰る場所がありません。
今まで傍で支えてきたAさんとしては、「私の代わりはすぐに見つかるものなのか」と、深く傷ついたと思いますが、この時の彼は「恐れ」から行動していますので、残念ながら自分を守ることだけで頭がいっぱいだったと思います。
「恐れ」に支配されているときって平常心じゃないですからね。
Aさんみたいな、芯が強い女性ではなく、彼は50代になっても魅力的で、寂しがりやな少年の部分がありますので、一人にされる恐怖に平常心なんて保てないのですよ。
でも、深いところでは、本当は自分がAさんにどんなに思われてきたのか、知っているので、時間が経って何かのきっかけがあったりすると、
みたいに受け止める姿勢を見せてくれることもあります。
ここから先は、Aさんの胸が少し苦しくなってしまうかもしれませんが、この問題の捉え方についてお話させてください。
女性って新しく恋をすれば元カレのことは忘れますよね。
しかし、既婚女性の恋って、家庭に戻った場合には、なかなか元カレのことは忘れることが出来ません。
何十年も連れ添っている夫に対して、残念ながら、彼ほどのトキメキを感じることが出来ないからです。
そして、年齢的にも、「これが最後の恋なのかもしれない」そう思うと、余計にその関係を手放せなくなってしまいます。
ましてや、Aさんの場合には、9年間かけて築いた関係がありますよね。
多くの人が出来るものでもありません。(悪い意味で言っているのではないですよ)
なので、私からのアドバイスとしては、無理に手放そうと思わないこと。
だからと言って、別れないで続けることを推奨しているわけでもありません。
今という一点で考えるのではなく、自分の人生を全体で考えたときに、自分の人生の中で、心から愛した男性と数年間過ごした時間があった。
このように考えたら、この別れを「卒業」という風に、肯定的にとられることも出来そうですよね。
ちょっとスピリチュアルな考え方になってしまいますが・・・
私たちの肉体は死を区切りとして、一旦は終わりを迎えても、魂はそのまま続いていく、という考え方があります。
今世では婚姻関係で結ばれるパートナーではなかったかもしれないけれど、来世か、再来世でまた出会えて、正式なパートナーになれたらいいな。
そんな願いと共に生きていくのも、ありかなあ。って私は思うんですよね。
ちょっと切ないですけどね。
なので、出会いなおせるタイミングが来るその時まで、Aさんは自分を幸せにし続けて、魂を磨き続ける。
そんな風に思えたら、別れに対して恐れがなくなってくるかもしれませんよ。
そして、先のことって誰にもわからないんです。
ひょっとしたら今お別れしたって、お互いの正式なパートナーとの別れ(死別等)があり、またどこかで今世のうちに出会いなおすことだって考えられます。
でも、「今じゃない」ってご自分でもわかっているから辛いのだと思うのですよね。
ご相談文を読んだだけでもわかるくらい、Aさんは本当に彼のことを愛したし、努力もされてきました。
ただでさえ、我慢が必要な関係で、そのうえ、ずっと自分の気持ちよりも彼の気持ちを優先してこられたのではないかなあと感じました。
Aさんに今必要なのは、彼に向けてきた愛情を、ご自身に向けること、自分をケアすることだと思います。
そして、平和で明るい未来を想像できる自分に整えること。
なので、決断は一旦脇に置いて、まず自分のケアをするために自分と向き合ってみませんか?
そして、今までの彼との付き合いで我慢してきたこと、抑圧してきた気持ちを聞かせて欲しいと思います。
というのも、感情を抑圧することで、今まで彼との関係を続けてきた時間が長いので、自分の感情を出そうとすると、罪悪感が一気に出てきたり、または、たくさん傷ついてきた自分と向き合うことになったり、その感情の処理が大変だと思うのですよね。
人はずっと感情を我慢し続けて、自分のケアをしないままだと、自分自身を保つためにエネルギーを使い続けることになるので、無気力状態になりやすかったり、それが理由で、未来に希望を感じられなくなったりします。
そういった理由から、悩みを長時間抱えることで、そこから抜け出せなくなる方も大変多いと感じます。
どんなにその環境が過酷でも、慣れてしまうっていうのもありますしね。
私で良ければ、しっかり伴走させていただきますので、よろしければ公式ラインからご連絡ください。
今後、Aさんはどんな自分で毎日を過ごされたいのか?
どんな風に暮らしたいのか?
まずはそんなお話をお聞かせいただければと思います(#^^#)
渡辺サヤ
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