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【mom】no. 5: 病気したお母さんに初めて抱き着いて、たくさん泣けた日

くも膜下出血の後遺症で、失語症とてんかんを発症した母と家族の話。

母が病気した時のことは下の記事にまとめています。


今回は少し前、6月の時のメモ。
当時のメモをなるべくそのまま残して、綴っていきます。


2024/6/18

今日は仕事でいろいろ辛くなって、疲れて

ぽんって押されたら

崖っぷちギリギリで
なんとか堪えているものが

ガラガラっと崩れて
感情が溢れ出しそうな日だった。


前にお父さんが

「夕飯食べに帰ってくるだけでもいいから、いつでも帰ってきなさい」って言ってくれたLINEを思い返して

定例のあと早めに帰れそうだったから
夕飯を実家で食べたいってLINEして

帰った。


家に着いてすぐ
お母さんに抱きついて

たくさん泣いた。

お母さんが病気してから初めて
お母さんの肩の上でたくさん、たくさん泣いた。


抱きしめたお母さんの体は
昔膝の上に乗って、泣いてた時と比べると

薄くて小さかったけど、

お母さんは、思いっきり寄り添って
話を聞いて
たくさん、たくさん慰めてくれた。


「人それぞれなんだから大丈夫だよ。辛かったね。かわいそうだね。よしよし」って何回も言ってくれた。


「まだ1年目なんだから、」って何回も言ってくれて、
そっかそっかって言って、たくさん慰めてくれた。


きっといいことがあるよって。


仕事がいろいろしんどくなってから

ずっと、ずっと、誰かにかけてほしかった言葉を

お母さんはそっくりそのままかけてくれた。


病気したお母さんでも

私のことちゃんと、今までみたいに、
もしかしたら、今まで以上に

一生懸命受け止めてくれた。


それが嬉しかったし、
どこかでそれを確かめたかった自分がいた気がして

安心したような、
心がたくさん満たされた気がした。


お父さんも時々寄ってきて、
肩をポンポンってしてくれて

それもまた、いつもと変わらなくて安心した。


何があってもやっぱり

かりんのお母さんはママしかいないし
お父さんはパパしかいない。

誰も代われないんだ。


溢れ出るほどの愛情で包んでくれるママとパパの娘でよかったよ。

ありがとう。


それと

たまににゃーって鳴いたり
自由にそこにいてくれたちぃ(我が家の保護猫)も、

ありがとう。

君のその、しろとくろの、
もふもふに癒されるんだあ。

またいくね。ずっとずっと大切で、大好きだよ。

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