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キャンパスを離れた1年半を経て、私が感じること。 

2020年3月。

春学期のちょうど折り返し地点でした。

アメリカでもコロナが急速に広まり、春休み開始から1週間で状況が大きく変わった。
寮は閉鎖され、特例を除いて全員そのまま自宅等へ帰宅の指示。
わたしも急遽荷物をまとめて日本に帰国しました。

日本に帰ってからは、オンラインで授業を受けたり、一時期は休学もして、
クラブ活動などはほとんどないまま、 
時が過ぎ去っていきました。

あれから1年半が経ち、
先月末にキャンパスは再び開かれ、学生総勢1650人が大学に集結。

1年半が経って戻ってきて感じたことを、
この感覚が薄れてしまう前に、
綴ります。

2年生だった1年半前

寮が閉鎖され、キャンパスから人の姿が消える前の当時

私は2年生でした。

1年生が終わって、秋にはひとつ下の学年が入学してきて、
少し先輩になって、

でもまだ上には3年生と4年生がいた。

専攻も決まっていなくて、
頼りになる先輩たちはみんな、
「まだ2年生なんだから、好きな授業取ればいいよ!興味あること全部挑戦したらいいよ。」
と言ってくれた。

先輩たちをみて、
自分たちはまだ若い。

就職も院の受験も、
なんかハイレベルの難しい授業を取るのも、
まだ先。

そんな認識が自分にも、周りにもありました。


そこで唐突にきたコロナ。
大学はオンラインになって、キャンパスはほぼ閉鎖。

授業以外の大学内の社会活動は、止まりました。


あの日のままだったキャンパス


先月末、1年半ぶりにキャンパスに足を踏み入れました。

戻ってきたときの最初の印象は、

あまり変わらないこと。


キャンパスの雰囲気や建物、

植物の香り、

15分毎になる Bell Tower の鐘の音、

1年半前、寮に全ての荷物を残したままアメリカを去ったあの日に戻ってきた感覚でした。

キャンパスのシンボルのひとつである Bell Tower



でも、

いざ学生生活がはじまると、1年半の月日を実感することが多くなりました。


タイムマシンに乗ってきたかのように

キャンパスで生活していて、たまに

この1年半、自分だけ時間が止まっていて、

周りの環境が知らぬ間に変わっていっていたのかな、と思わされるような、

そんな、タイムマシンに乗ってきたような、感覚を得ることがあります。



戻ってきたら、

2年生だった周りはほとんど4年生になっていて、
日常会話でも卒業後の進路の話題が多い。


履修している授業の話をしても、

だいたいは専攻の授業を取っているか、

卒業するのに必要なものは全部取り終わっているので、
残りは純粋に興味のある授業を取っている
(でも、2年生の頃のように、これがきっかけで専攻にするかも?!というような意味合いは一切ない、もっとゆるりとした)

感じになります。


大学1、2年の間、コミュニティに自分の居場所を見つけられず、
大学に思うように馴染めていなかった私に取って、

今学期は交友関係を広げたいと思っている学期でもあるのですが、
(実際少しずつ広がってきていて、居場所ができてきていると感じられている!)

同い年の友達には、

「今さら新しい友達つくろうと思ってもね〜」

と言われ、今さら新たな努力をして、人間関係を広げようとする人は少ないのかもな、といった印象を受けました。


授業も交友関係も、何がよい、悪いではもちろんなく、

私ももちろん、日本でオンラインの学期を経ているので、
周りと同じで学年が上がっていることに変わりはなく、

授業の取り方は友達もあまり変わらないのかもしれないのですが、


なんだろう。


自分は周りに比べて、

1年半前にもっていた感覚を多かれ少なかれ持ち続けているような気がするんです。


半年間休学をした私は周りと微妙に違う立ち位置にいて、

まだ4年生になりきっていない、という、
そんな自分の感覚が、

些細な周りとのずれや、
1年半の月日をより感じやすくしているのかもしれない、

とも思っています。




本来であればこの変化を徐々に感じていたのが、

大学生活にすっぽりと穴が空いたような状態になったこと。

大学はほぼ全寮制で、

大学が閉まるとお互いに会う術がほぼなくなってしまうということ、

さらに私は友達と離れ、時差13時間の日本にいたこと、

そんなことも影響しているのかもしれません。


戻ってきて2、3週間。少し不思議な感覚にとらわれている、そんな状態です。


さいごに

今回はこれまでと少しテイストを変えて、
ありのままの自分の気持ちを、

そのまま綴ってみました。

この気持ち、感覚が消える前に…!と思い、

日々の生活で拾い集めた違和感や気づきを

素直に書いてみました。


noteを書いていく中で、

自分をもっといろいろな角度から表現していきたい

と感じてきていたので、


これからもこれまでの Karin の形にとらわれず、

いろいろな形で、自分の思考、思い、考えなどを綴っていけたらな、と思っています☺️


引き続きお付き合いいただけたら、嬉しいです!


それでは、また!

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