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播磨陰陽師の独り言・第526話「冬の乗り物」

 子供の頃、スキー場でスノーモービルに乗りました。その時はまだ子供でしたが、公道ではないので自分で運転して乗りました。モービルは、オートバイと同じような感覚で乗ることが出来ました。
 どちらかと言うと、自転車にエンジンが付いた乗り物のような気軽な感覚です。しかし、冬にしか役に立ちません。年中乗れたら楽しいのにと思いますが、残念なことに雪の上しか走れないのです。しかも、吹雪の時は危ないので乗れません。
 吹雪の時は雪上車が便利です。数回しか乗ったことはありませんが、雪上車は好きです。あのゴツい感じが何だかカッコ良く見えるからです。
 冬の乗り物と言えば、スキー、ミニスキー、スケート、ボブスレーなどがあります。ボブスレーはプラスチックのそりなので、乗り物としても遊びますが、どちらかと言うと買い物の荷物乗せに使います。ミニスキーは靴よりも少し大きなプラスチックの物で、子供の遊び用です。
 北国の生まれなので、
「スキーは得意ですか?」
 と良く聞かれました。しかし、ものすごい平地なので、スキーを滑るにはかなり遠出しなければなりません。冬の季節にわざわざスキーのために雪山に行くと言う発想がなかったので、スキーにはあまり行ったことがありません。
 その代わりと言っては何ですが、スケートは幼稚園児の頃から滑っています。十勝はスケート王国と言われているくらいスケートが盛んな土地です。あの土地でスケートがダメな人はいないくらい、幼い頃からスケートに慣れ親しんで来ました。
 小学生の頃は自宅からスケート靴を履いて、学校のリンクまで滑って行けました。道路のアイスバーンなので、自由に滑れるのです。
 六年生になると、アイスホッケーの靴に履き替えて、ホッケー倶楽部で遊びました。普通は中学生からホッケーの授業がはじまるのですが、地元のスポーツ少年団に入っていたので、少し早めにホッケーを習っていたのです。
 冬になると、男子はホッケー、女子はフィギュアスケートを習います。十勝から冬季オリンピックに出る人も多くいて、習い事とは言え、皆、真剣でした。私はオリンピックとか興味なかったので、適当に遊んでいました、実際、何人かの同級生がスピードスケートでオリンピックに出ていましたけど……。

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