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播磨陰陽師の独り言・第522話「家庭菜園のこと」

 そろそろ春になったので、家庭菜園をはじめようかと思いました。とりあえず、先月にはイチゴの種を植えました。イチゴはだいたい二週間から二ヶ月の間に芽が出るので、まだ発芽していませんが、毎日、とても楽しみです。
 今月は、プチトマトやナスなどを植えようかと思います。美味しい野菜や果物が出来るかどうかは関係なく、部屋で育てるのが楽しみなのです。
 妻の実家に家庭菜園用のライトがあったので、それを使って種を育てています。家庭菜園用ライトと言うのは、太陽光と同じ周波数の光で照らせるライトのことです。これを使うと室内で植物を育てられるのです。このライトは元々水耕栽培用の物でしたが、種子から水耕栽培する方法が分からなかったので、土を使いました。苗からならキチンと水耕栽培出来るのかも知れません。
 この装置の大型の物があれば、農地を必要とすることなく、農業が出来る訳です。実際、最近では、大型の室内工場で野菜を作っている企業があります。室内なので天候に左右されることなく、植物を育てられます。
 確か子供の頃、『これが二十一世紀の未来だ』みたいな特集が子供雑誌に掲載されたことがありました。
 その中に、
——未来は工場で野菜や果物が作られる。
 と言うものがありました。
 それを見た時、
「未来はすごいな」
 と思ったことを覚えています。
 それがすでに実現していて、しかも家庭用の物まで販売されているのです。窓に近くなくても家庭菜園が出来るので、とても便利です。
 その雑誌の中に、
——未来は癌が治る薬が発明される。
 と言う項目もありました。
 実際、九州の大学で、癌細胞を白血球に攻撃させるための薬が発明されました。これは副作用のない抗癌剤で、しかも数年先には実用化されるそうです。
 コロナ禍で研究者が自宅にこもって研究していたので、ここ数年、かなりの物が発明されました。ここに来て一気に未来がやって来た訳です。
 二十世紀の未来予測には、
——日本が流行って外国から観光客が来る。
 と言う予測はありませんでした。
 誰も予測さえ出来なかった訳ですが、今では外国からの観光客は珍しくはありません。
 二十二世紀の未来予測をするとしたら、どんな未来になるのかな?

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