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note を初めた理由⑮

おはようございます。

今日も見ていただきありがとうございます。

ただただパチンコを打ちたいがために家中をあさり、ついに見つけてしまった息子の為の通帳を手にした時、どんな風に思っていたのか今では正確に思い出せません。

「さすがにこれに手を着けたら鬼畜だぞ」

そんな風に思った気もしますし、そんなことは一切考えず

「ラッキー!これでまたしばらく自由にパチンコが打てる!」

とただただ興奮していたような気もします。

いずれにしても結果として、僕はその通帳とカードを持ち出しパチンコ屋に向かいます。

ギャンブル依存症の、どうしようもない欠点のひとつが、軍資金を目の前にしたとき

これさえあれば次は勝てる

と思ってしまうことです。

そんなはずが無いことは、これまでの経験で痛いほど解っているはずなのに、これまで何度も惨めな経験をしてきたはずなのに、そしてだからこそ今も絶対に手をつけてはいけないお金に手を出しているのに、

それでもこれさえあれば次は勝てると思ってしまうのです。

客観的に見れば、実に情けなく愚かで惨めな病です。

でも当の本人は、あたかも最新の武器を手にいれたような心持ち、完全勝利を思い浮かべながら戦場に向かっていくのです。

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