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使えそうな育児アプリを使ってみた結果【じかんコインのレビュー】

前回『じかんコイン』というアプリが使えそうだという記事を書きました。

この1ヶ月の間に使う機会がありましたので、その結果と効果について報告を上げたいと思います。

使い始めた時期 
・冬休みから現在

対象 
・8歳(小2)の娘
・5歳(年長)の娘

ねらった行動 
・勉強(冬休みの宿題)
・部屋と机の上の片付け
・トイレのスリッパの整頓

実施方法

<勉強の場合>

事前に「勉強に取り組んでいる間、コインが溜まります」と伝え、アプリを開いてコインが落ちてくるのを見せた。

30分以内に何ページやると目標を定めて、準備が整ったことを確認し、「よーいスタート」と言ってスイッチを押す。

時々、溜まっているかどうかを確認したがった時は、断らず画面を見せてコインが溜まっていることを見せる。なかなか画面から離れない時は「そろそろ戻るよ」と言って促した。

あとは最後まで黙々と取り組んでいた。設定していた時間になる前に終えることができた。集中して取り組めていたので、あっという間だったと感想を言っていた。

自分の端末を使っていたので、自分の休日しかこの方法を採用出来なかった。使える時は使っていた。1回目が上手くいったので、次からは自発的に『コインやって』と言って取り組んでいた。

ちなみに年長の次女も長女と同じ時間に、じかんコインを起動して、ダイソーで買った未就学児用の問題に取り組んでいた。

<片付けの場合>

事前に「片付け取り組んでいる間、コインが溜まります」と伝えた。勉強の後だったので、説明の際は事前に見せなかった。

①ボールあそびをするためのスペースを作る
布団などの大きなもの以外(ぬいぐるみ、クッション、小さなブランケット)と、片付けのターゲットをしぼって伝えた。

②机の上を片付ける
・机の上のモノを元の場所にしまう。
・不要なものは捨てる。

上記の指示を与えてから、勉強と同様に30分以内にやると目標を定めて、「よーいスタート」と言ってスイッチを押す。

以前にも何度か片付けはしているので、自分で判断できるものは黙々と片付けていた。

片付けていると遊び始めてしまうことがあるので、その際は「片付けは終わった?コイン止めても良い?」と確認して促した。

最後までやりきることができ、コインを貯めるボタンを押して「チャリーン」という音がすると楽しそうに喜んでいた。

<トイレのスリッパ>

トイレの使用後に揃えるように指示し、出来たら報告してと伝える。確認できたら10コインあげると伝えた。

自分が家に居る時間にトイレのスリッパを揃えたと報告してくれるので、その時にコインをためている。

今のところ、一番実施頻度が高く成功しているのがトイレのスリッパである。報告を受けたときに、一応画面を見せるが、貯めているところは画面を積極的に見ようとしていないので、求めていないのであれば、その手続きは省いてしまっても良いのかもしれない。コインを与えるだけでなく、親が確認しにいくことも重要な評価になっていると言えるかもしれない。

評価と感想

結果として意欲的に取り組んでくれたので、「じかんコイン」は使えるアプリであるという事ができると思います。
ただ、万能ではないと思うので、ひとつのケースとして参考にしていただければと思います。

また、ご褒美(強化子)として使う場合には、行動の直後が原則です。失敗するとご褒美に反応しにくくなる上に、新しく問題行動が増えてしまうこともあります。ご注意ください。

もし、やり方に不安のある方は、行動療法の専門家の先生を見つけて相談してみるといいかもしれません。

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