自分はまだ使ってないけど、使えそうなな育児アプリ見つけました
育児をしていて、かつ心理学を学んでいて難しいと思うのは、「待つ」という行為を学習することです。今回は待つことをしやすくなるアプリをご紹介したいと思います。
「待つ」難しさ
生き物は基本的に、楽なこと、心地よいことに向かっていくものです。「待つ」という行為をもう少し細かい行動に分けて説明してみます。まず目の前に手に入れたいものがあるという状況で、手を出さずに一時停止させて、をれを持続させるという苦痛を伴う行為なのです。
これを成り立たせるためには、我慢した結果、良いことがあったという体験をし、同じ状況になった時に『待つ』を発動させて、やはり『待つ』と良いことがあると繰り返し学習しなければなりません。
これを偶然に頼らず意図的に行います。つまり行動療法を使っていきます。イメージとしては、犬に「マテ」を教えていくトレーニングの要領です。
まずは、マテというサインを出して聞いたらおやつを与える、他にはマテのあとに動きを止めたらおやつを与える。そして持続時間が長くなったらおやつを与える。みたいな感じでしょうか。ドッグトレーナーではないので、イメージですが、基本的には同じ要領だと思います。
コツはルールを崩さずに行うこと、おやつに該当する行動を作ったり増やす刺激(好子)を確実に狙ったタイミングで与えることです。
しかし、これを生活の中で狙って行うことは難しいです。また、私たち養育者は子供の主体性をを育んでいきたいと願っている(と思う)ので、出来るだけわかりやすく言葉で説明し、本人の意思に任せるようにしているのではないでしょうか?
しかし、放っておいてもなかなか期待した結果は得られません。「まあ、そういうもんだ」と言われるかもしれません。確かにその通りです。それを受け止めるのも親、養育者としての成長につながる部分もあります。
でも、「何とかしたい!」「めちゃくちゃ困っているんです!」という時に上記の言葉を言われるのは辛いものです。
そこで最近見つけた「じかんコイン」を紹介したいと思います。
まだ使っていないので、その効果はわかりませんが、時間の経過とともにコインがチャリチャリ落ちてきて、底に溜まっていきます。つまり、我慢の持続時間がの成果が可視化されるのです。
行動の結果がフィードバックされるとゲーム性が高まり、行動が形作られ強化されやすくなります。私たち、子供たちがゲームにハマりやすいのはそんな理由があります。
使い方としては、我慢している最中にアプリを起動して画面を見させるという単純明快なものです。
しかも、このコインを使って養育者との間で取り決めしていただき、どれだけ貯めるとご褒美をあげるよと約束していても良いでしょう。(ただし、お互いに簡単に破ってしまうルールは、むしろ害になるので確実に行える約束を設定してください。)
こういったポイントを集めてご褒美をもらうシステムをトークンエコノミーといいます。ドッグトレーナーがしつけに「おやつ」を使うように、私たちもコインをおやつの代わりに使えるつということです。
そのうち使ってみた結果について報告したいと思っています。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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