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2019.5.15シニアマスタービルダーに「最高の一本」をカスタムオーダーする-斎藤 宏介編

表参道ヒルズスペースオーで行われた、フェンダーカスタムショップのトークイベントレポ。
斎藤 宏介が⽬指す「最⾼の1 本」を実現するべく、シニアマスタービルダーのジョン・クルーズにオーダー。 

1000人程度はいたのだろうか(整理番号がそれくらいまであった)
45分オールスタンディング。ライブではないこともあってか、貧血で倒れる人がちらほらいた。
それでも8割は女性客。ほぼ満員状態でイベントはスタートした。

司会「カスタムショップのイメージは?」
斎藤「高級、間違いない、ランクアップしたような気持ちになる。」

所有ギターの確認・紹介

4本カスタム持ってる
ストラトを使う理由
-幅広いサウンド作れるから好き。
ライブ・アルバムを飽きさせずに聞かせるならストラトかなと思っている。
Michael Landau Signature 1963 RELIC STRATOCASTER

レコーディングは上記の赤ストラトをよく使う。
二重にカラーリング※しているのが気に入っている。
※マルチレイヤーフィニッシュ赤・茶・木目 と三度楽しめる。
このストラトを基本に、そこからブラッシュアップしたものを作りたい。

ビルダー「ヴィンテージ使うには見た目若く見える。(良い意味で)
継承されていくようなギターを(斎藤さんに)是非作りたい。
新しいギターでファンが倍になることを約束します。 」

木材 

こだわりないはないが、アッシュボディを選ぶことが多い。
指板はローズウッドのものが歌ってて気持ち良い 。

ここで、少し弾いてみては?と司会から促される。
司会「ユニゾンの曲とか弾いてみてはいかがですか」
斎藤「ユニゾンってなんですかね…」
(一同笑)
斎藤「偶然ユニゾンの曲は結構弾けるんですよね。何が良いですかね?」
客 \桜のあと/
斎藤「あ~、じゃあ一番有名なやつやります」
シュガーソングイントロを弾く。

試奏

ジミヘン ブードゥーストラト(フェンダーカスタムショップが用意したもの)を斎藤さんが試奏。
-ずっしり、ローがしっかりしている。
持ったイメージ通りの音。
司会:中低音はしっかり欲しい?
-中低音はそんなに出て欲しくない歌のふくよかさとぶつからないようにする為。
高音がキラっとしたものが欲しい。

ピックアップ検討

リアにパワーがほしい (歪ませる想定)
※ボーントーン(スティービーレイボーンっぽい音)というピックアップをビルダーか
勧められる。
出力は低いが、クリーンが良い。(ジョンクルーズが開発したもの)
※Pickups John Cruz Bone Tone
他のビルダーはあまり使わない
今載っているものはFat '50s(ファットフィフティ)というピックアップ

ビルダーから斎藤さんへ提案
ハムバッカーを載せてみてはどうか?
-ハムで良いやつに出会ったことないから試そうと思わない。
ブロードキャスターのピックアップを使うのは?
-(普通載せないものを載せることについては)ときめく

セレクターについて

フロント:コードの美しさを出したい時に使う。
センター:煌びやかさ・疾走感を出したい時に使う。

トーンコントロール 

基本はフル。
レコーディングでアンプで出来ないシビアな箇所では使う。

ビルダーから斎藤さんへ提案
リアでブレンダーの機能になるようにする(テレと同じ)のはどうか
-試してみたい。

色について

なんとビルダーも斎藤さんもオリンピックホワイトが良いと思っていた。
マルチレイヤーリフィニッシュにし、
オリンピックホワイト→サンバースト→エイジド加工

ネックの形(握り)は現行のものが良いけど、折り合いはつける。

愛称司会「もし愛称をつけるなら?」
斎藤「ヒルズ」
ビルダーより「(会場の女性ファンの多さを見て)レイディキラー 」
斎藤「女殺しかぁ…笑」

マスタービルダーに実際会えてどうだったか
-生みの親に会えて嬉しい、恥じることないミュージシャンになろうと背筋伸びた。

【感想】

斎藤さんの前の回(晴一さん)の時は、ギターのことをよくわからない人にも、例え話などを交えていたが、斎藤さんの時は全くそういうことはなく。
私は、こだわりを細部まで知りたかったので逆に本当に満足した。
コードを鳴らした時の美しさや高音の煌びやかさを、中低音をないがしろにせずバランスよく鳴らしていこうと思った。

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CD代、ライブ代からのレポ費用にします。今のところ。