幸せな国を作ろふ

国 / 崎山蒼志

想像を超えてくる、優しい涙が流れてしまうような曲だ。

聴く前は「もうこんな所嫌だから、桃源郷に行こう」
みたいなものだと予想していたが、甘かった。

時を止める僕らだけの幸せそうな国を作ろう
かつて流した涙も忘れるくらいの
おとぎ話の世界で息をするの
形はなくとも 夢ではないの

街のはずれで座り泣いている君と
キラキラした夜なんて見たくはないの

世界観は甘いはずなのに、悲しさも漂っているから
甘すぎない。
そのバランスにうっとりしてしまう。

そして、そのままゆったり行くかと思いきや
焦燥感のあるカッティングのメロディへ。

笑っても無駄だよ 全部知っているの
なぜだか不安になるの

この高音で切なさがピークになる。
そして次に感情が決壊する

ねぇ君の話はなに

歌詞・メロディの構成のストーリー性は
今までにないもので、胸を掴まれた。


この記事が参加している募集

#コンテンツ会議

30,729件

CD代、ライブ代からのレポ費用にします。今のところ。