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一芸に秀でるとはなんぞや?

私自身は、芸術大学出身ではあるけれど、絵を描くのが好きというわけではなかった。
両親の仕事が美術に関することだったので、両親の想いがなんとなく芸大へ行くことなのか?と感じ取り、絵を描くのはむしろ大嫌いだったが芸大に進学した。

芸大にも色んなコースがあり、舞台(趣味は観劇)、造形(彫刻や立体物を作る)は好きだったけれど、何にせよ受験にはデッサンという絵を描くテストが必須。絵を描くのが好きでないのに受験のために画塾へ行くのだ。
とはいえ、1万時間の法則か幼少期から絵画教室にいかされ(自発ではないと思う。自発的であったとしても他の選択肢を知らなかったので絵画教室へ行っていたように思う)、絵が下手ではなく、一定よりは技術はある。
しかしながら、芸大へ進学すると授業で絵を描くのは必須となる。それは避けたい。したがって、芸術学という、美術史や博物館学を学ぶコースを選択し受験。そして合格した。そんなネガティブな芸大受験を果たした。

さて、月日はながれ、芸大を卒業したことを何一つ活かせぬまま、結婚(しかも見合い)し、子どもが生まれた。

夫も私もインドア派にもかかわらず、子ども達は外遊びが大好き。近くの野球教室に入れたら喜んで走りまわり、野良猫を追いかけていた。
・・・・野球は?・・・・

小学校に入ると、長男の「サッカーが習いたいです。」の一言で近所の公園で開講されるとチラシが入っていたサッカー教室に。ルールも理解してない、ボールを蹴るのも下手な、1年生と3歳の兄弟コンビが3組集まり、先生もてんやわんやな状況が子どもたちのサッカーのスタートとなりました。
サッカー始めるよの合図で、始めたと思ったら、なんせ公園なので3歳軍団が滑り台へ走り去る。小学生兄たちが滑り台へ弟たちを呼びに行く、そのまま小学生も滑り台を滑り出す。
そんなサッカースクールのスタートでした。

後々一芸に秀でたり、幼少期から一芸に秀でたりする場合もあるけれど、一芸が活かされるとは?一芸に秀でたとしてそれをどう活かせるのか?
未だに答えがでない。

私自身は幼少期から絵画コンクールで入賞を繰り返したので一芸に秀でたと言えるかもしれない。しかしながら、結局絵を描くのが嫌いになった経緯もある。

現在、息子たちはサッカーでジュニアアスリートを目指しているけれど、
小さい時に滑り台に走っていっても良し!とされたのが良かったのかもしれない。

一芸に秀でるとは何なのか?一芸とは強みなのか?
これから少しづつ掘り下げていこうと思う。


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