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執筆家・グラフィックデザイナー・ヒプノセラピスト | 古神道・言葉が好き | 3人家族…

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執筆家・グラフィックデザイナー・ヒプノセラピスト | 古神道・言葉が好き | 3人家族と保護犬1匹、湘南ぐらし。 「人は、クリエイティブなメディア」

最近の記事

私に響いた言葉たち

最近、思い出している「私に響いた言葉たち」。 「行間の長い人生」 「咲きかけのつぼみを見て、幸せを感じる人の心に幸せがある」 江國香織さんだったか。 曖昧な記憶だけど、10代の私が手帳に大切に書き残していたのは、私にとって、生きるということがあまりにも難しい事だったから。 探してくれてありがとう。 求めてくれてありがとう。 生きていてくれてありがとう。

    • 空を見上げるのは 私と私の世界のすべてが 繋がっていることを感じるため。 それが私の至福 終わりの始まり そんな境地。 世界は、美しく調和している。

      • 人生が変わる時

        我ながら、妙な出会いの多い人生だと思う。見知らぬ人、初対面の人に意味深なことを言われる事が多すぎる。 そのひとつ、就職して二年目の秋、友人と赤羽駅で待ち合わせをしていた時のこと。 不意に作務衣を着たおじさんが目の前に立ち止まり「あなたは、自然と都市機能が融合した人だね」と言い去って行こうとした。 「シゼントトシキノウ」という普段使わない言葉、普段見かけない服装、諸々にあっけに取られつつも「あの、どういう意味ですか?」と問い返せたのは、きっと編集者になって取材する時の勇気を得

        • 催眠療法で観た、過去と未来のある今

          ある時、流産したという人の話を聞きながら、私はなんとも言えない感覚を味わっていた。 どうしても自分の内側にある感覚が気になって、周りの女性たちのように話に集中できず、同じ女性としておかしいんじゃないだろうか、と自分を疑っていた。 その内側の感覚は言葉にするなら「違和感」だった。どうしてもその感覚がぬぐえず、私は黙ってその場にいた。そうするしか、その時の私にはできなかった。 その日の午後、ちょうど初めて行くセラピストのヒプノセラピーを予約していたので、その体験も含めて内観して

        私に響いた言葉たち

          こどもの視点は神の視点

          ずっと、こどもが欲しいとか、母親になりたいという気持ちがわからなかった。 20代も後半になると「結婚しないの?」的な質問は自然にされたし、「したい相手が見つかったらします」という回答にはそれ以上のツッコミもない様子だから、そう言いきることで境界線は保てるのだと知って、時は過ぎていった。 改めて、憧れや抵抗を含めて、そのあたりの思いには人生のテーマが秘められているんだろうと思う。 ある時、付き合ってた彼に突然「こども欲しい、とか思う?」と聞かれたことがある。たあいない会話の

          こどもの視点は神の視点

          命の巡り合わせ

          「かれん」は娘を出産するすこし前に、ほんのわずかな時間、わたしのお腹にやってきた命に夫が付けた名前。 ふと彼が口にした名前の、その華やかな響きに一瞬戸惑いながらも「それだね!」と合意したのは、シンプルに直感。 性別も、心音も確認されないまま、突然やってきて、あっという間に帰っていったあの存在がもたらしてくれた体験は、これまで誰からも何からも得ることのなかった意外で不思議なものだった。だから、いつか必要な時に必要な人の元へ。 そう思っていたら、ある時娘がしきりに犬を欲しがっ

          命の巡り合わせ