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成人式、出なくてもいいよ。

わたしは成人式に出ていません。
人生で振袖を着たこともありません。

「普通」の人はみんなやっていることをやっていない、ということを自慢したいわけでもありません。

ただ、成人式に無理して出なくたっていいということを伝えたいだけで、今noteを書いています。

誤解のないように最初にお伝えすると、
わたしは中学の嫌な思い出は、特にありません。
いじめられていたわけでもないし、友だちがいなかったわけでもないです。

むしろ、吹奏楽では部長をしていたり、学芸委員の委員長として全校合唱の指揮をしていたり、クラスではイジられキャラだったり、それなりに楽しくやっていました。

それでも、中学の友だちと顔を合わせられる成人式には行っていないのです。

なんなら帰省すらせず、成人の日は東京で普通にバイトをしていました。

なぜ成人式に出なかったのか?

ちゃんと理由を考えたことはなかったのですが、ザッと思いつく限りでも、いくつかあります。

  • 高校卒業時に同級会で中学の友だちと会った時に、下ネタばかりで話が合わなかった

  • 東京での大学生活が楽しく、前に進んでいる人生にワクワクしていたので、昔の友だちに会ったら引き戻されてしまいそうな感覚があり、嫌だった

  • パン屋でバイトを始めて太っていた時期だったので、その姿で昔の友だちに会いたくなかった

  • 茶道をしていたので着物を着る特別感を感じず、振袖を着たいと思わなかった

  • 成人式にかかるお金の分、大好きな海外旅行に使いたかった

  • 母親は自分の成人式でスーツを着たらしく振袖を持っていなかったし、娘のわたしにも振袖を着てほしいとは特に考えていなかったので母親のためという理由もなかった

成人式に出なくても、家族や周囲の方に対して感謝を伝える場はあったし、節目にすることでもないな、と思っていたので、家族にも伝えた上で成人式は欠席しました。

ちなみにその5年後、中学卒業後10年を記念した大同窓会が行われましたが、そこには顔を出しました。

社会人になったクラスメイトはみんなしっかりした大人になっていて、純粋に会を楽しめました。(20歳の一番浮ついていてフラフラしている時期に会ってなくてよかった、と思っています。)


今でも、成人式に出なかったことは一切後悔していません。

むしろ今、30歳を目前にして、20代ラストの節目の年に何をしようか、ひとりワクワクしながら計画を立てています。

周りがみんなしているから…ではなく、
自分の意志で、自分が何をして何をしないのか。

そんな決断する人の後押しに少しでもなれば、
このnoteを書いた甲斐があったかもしれません。

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