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イラスト3か月上達法をためしてみた(その10)
来ていただいてありがとうございます!スタマック・ジャックです♪
さいとうなおき先生の3か月上達法も早いもので3か月目に入りました。今回は前回やっていた「手の練習」という課題を経て、また新しい絵を描いてきましたよ!
5巡目の絵の完成と課題の達成度
![](https://assets.st-note.com/img/1717902540430-hctJwKo0gj.jpg?width=1200)
今回はオリジナル絵です。
なんか日常感の中に不思議が入りこんでいるような絵が描いてみたくなりまして。
3巡目と4巡目がわりとキャラクター盛り盛りの絵だったので今回は人物をひとりにしぼって、とにかく練習した成果があったかどうか見極める必要があるだろうと手が目立つような絵にしてみました。
そのあたりがちょっとわざとらしくなってしまった気もしなくもないですけども……個人的には気に入った感じになってきたのかな、という気がします。
にしても、ここまで2か月ばかり同じ絵師さんの絵柄を観察していると、
この方の画集を2冊持っているのですけども絵によって線画の仕上げや塗りの方法など、いくつかのやりかたを使いわけていることに気がつきました。
今回は前回までのベタ塗りをメインにしているようなポップな塗りよりも、ぼかしが強めのブラシなども使って、すこしリッチな印象の塗りを目指してみました。
もちろん、どちらもお手本の同じ絵師様の塗りを参考にしています。
塗りの使い分けは線画の段階ですでに準備が必要な感じもあったりと、これはこれでまた練習が必要ですけど、選択肢が増えるというのは面白いもんですね♪
つづいて、前回の課題だった「手の練習」の成果が出ているかどうかですね。
まずはコレを見てほしいんですけども……
![](https://assets.st-note.com/img/1717907056549-WgCZ4yxNYJ.jpg?width=1200)
今回のラフです。
前回練習していた指の断面や手のひらの形などといったアタリの取りかたはかなり「描きやすくなったな!」という実感がありました。
完成した絵を見てもらえると左の手のひらの陰影でくぼんでいる部分を表現してみたりもしてます。
まだまだスッとはいかないものですけど、とりあえずは上達が見込めるかなと思いました。
さてさて、それではいつもの反省タイムいきましょう♪
5巡目の反省点
![](https://assets.st-note.com/img/1717903455510-12t1MfKnsm.jpg?width=1200)
ちょっと今回から反省だけではなくて、やっていて「こうすれば上手な絵に見えるのでは?」のような気がついたポイントも忘れないように書き残してみることにしました。
画像の青い文字の部分ですね。
やればやるほど、お手本の絵師様との違いにどんどん気づいていくことになるので書き出す改善点はむしろ増えてんじゃないかという気がしてなりませんけども。
それだけに今回もひとつに絞るのは迷いました。
結果、この絵を描いていて一番痛感したポイントをそのまま課題にするのがいいのかなと思いまして。
どんなポイントかというと……
人物が大きい時の描きこみの研究と練習
これですね。
研究ってちょっとおおげさかな……的をしぼって観察して考えるみたいなイメージですかねぇ。
具体的にどんなことを練習したいのかを説明しますね。
人物の絵を描くときに、その人物の大きさによって描きこみ度合いが変わってくることはよくあることだと思うんです。
たとえば、顔がドアップで入っている絵と、風景画の中で溶け込むように遠くに人がたたずんでいる絵とでは描きこみかたも変わってくるな、ということです。
今までもお手本となる絵柄を観察して描いてはきたんですけど、特に3巡目と4巡目の絵の時には人物が多かったぶん比較的描きこみは少なくて済んでいたと思うんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1717905256082-GZzFzABqJS.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1717905281191-kFaYQCfMUp.jpg?width=1200)
こんな感じですね。
それとくらべて今回の5巡目の絵は人物をちゃんと描きこもうと意気込んで臨んだのですが、これがなかなか難しいと感じました。
お手本とする絵柄がリアル寄りの絵柄だった場合は、もしかしたらどんどん描きこみを増やしていけば完成度は上がっていくのかな、とも思います。
けれど、自分がお手本としている絵柄はシンプルでポップな方向に寄っています。
こういう絵柄にただ単に描きこみの手数を増やしていってしまうと……劇画版すみっこぐらし的な(劇場版ではなくて劇画ですよ!そんなものはないですけど伝われ!!)違和感が出てきてしまうというか、現にお手本の絵師様もそういうやりかたはしていないようです。
ただ、それがそう簡単に「ふ〜んアップの時はこうやって描いて(塗って)るんだ」みたいな感じじゃなかったんですよ。
顔の情報量の増やしかたの観察とかが中心になってきそうですけど、そうすると目の描きこみなんかも増えたりするようで。
たとえば目って、白目と黒目の大きさの割合でも絵柄の印象って変わるんだな、と思っていたところだったんですよ。
そのあたりもふまえて、いまだに違和感として残っている「似てない」ポイントにも修正をくわえていければいいなぁ、と。
次回はそういった部分での観察と練習をやっていきたいと思います。
にしても、今まではたとえば「手の練習」とか「体の練習」とか
一般論的な基礎練習から入って、その後にお手本の絵柄に寄せていくみたいな順番でやってきましたけれども。
次はあくまで「お手本の絵師様の絵柄の場合、描きこみはこうやって処理している」みたいな……たぶん特有の単純化なんかも考えていかなくちゃなんで、
今までとはちょっと違った練習のしかたを模索しないといけないのかな、とも思います。
ちょっとまだノープランですけども、次回もがんばりま〜す!
では、よろしければまた♪
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