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汝、海のごとく

 自由って一体なんだろうか。  お金があること、時間があること、将来の心配をせずに安心して生きられること、人によってそれぞれ意見はあると思う。  先日本屋に立ち寄る機会があり、凪良ゆうの「汝、星のごとく」という本が目に止まった。あらすじを読むと、僕がどうしようもなく惹かれてしまう瀬戸内海が舞台になっている恋愛小説のようで、気になってしまいそのままレジに進んだ。勝手に、穏やかな瀬戸内で繰り広げられる恋愛模様を期待して。  でも実際には、人が一人の人間としてどう生きていくこと

    • おっちんバーグさんへ

      <はじめに>  先日、記事コメント頂いて本当に嬉しかったです。僕はごくごく普通の人で、ただ少しだけ、人よりも自尊心が強く、やりたいことに忠実に生きていきたいと思って、「そう思うようになって」、今があります。自分が歩いている方が前だと信じて(というより実際そうだと思いますが)、今を生きています。  おっちんバーグさんのことは、noteでの数百、数千文字分しか知りませんが(繋がった経緯を覚えておらず、SNS経由とかだったらすみません)、なんとなくほんの少し前の自分と重ねてしまう

      • 転職して年収が150万円下がった話

        150万円あれば何ができるだろうか。 150万円を365日で割ると1日あたり4千円、毎日お気に入りのお店で外食することもできるし、映画なら毎日2本見ることも可能な金額だ。旅行であれば1泊1万円、移動や食事に2万円使ったとしても50泊分程度の旅行ができる。時間さえ許せば日本一周だって可能だろう。車なら普通車は難しいが、軽自動車なら新車での購入も見えてくる。それぐらいの金額だ。 僕は去年の春に転職し、年収が150万円ほど下がった。元の会社も特段よい収入だった訳では無く、ごくご

        • これまでの自分へ、これからの自分へ

          〜はじめに〜  これはこれまでの社会人生活を振り返ると共に、これから新たな人生を歩む自分へのエールであり、人生に再び迷った時の道標である。 〜転職とその経緯〜  2022年12月、大学卒業以来4年9ヶ月もの間勤めた会社を退職した。自分の人生における大切な軸が『自分の愛する土地で、地域との繋がりを大切にしながら生きていき、またそこに住んでいる自分に誇りを持ちながら生きていきたい』というものであることに気づき、それを叶えるために転職を決断した。この軸は社会人になってからの三箇所

        汝、海のごとく

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        • ぼくのこと
          3本

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          東北の風景

          東北の風景

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          螢火

          螢火  チチチと明滅させていたその光を彼はふと消してしまった。彼は自分が最後の一匹になってしまったことにようやく気づいたようだった。その光は仲間を、添い遂げる恋人を呼ぶための言葉であったため、理解してくれる相手がいないことを悟り、彼は深い虚無感に襲われてしまったのだった。  二週間ほど前に幼体から生体に変態し、空翔ぶ羽を、想いを伝えるための光を手に入れた。だが、ようやくこれからだというところで強い雨が続いた。彼は草叢の中でしとしとと降り続く雨をじっと凌いだ。夜になればその

          写真について

          写真について少し語ってみたいと思う。 カメラを手にして8ヶ月くらい経った。春の桜、夏の雲、秋の紅葉、冬のオリオン座と、いろんな写真を僕なりに撮ってきた。ファインダーを覗いたり、シャッターを押したりしながら 『写真って何だろう、そもそもなんで撮りたいと思うのだろう』 とか色々考えてきた。今回はそれをまとめてみたいと思う。 〜目次〜 1.僕が写真を撮る理由 2.写真の良いところ 3.写真の思わぬ影響 4.これからについて 1. 僕が写真を撮る理由 僕は見ている景色を切り

          写真について

          僕のこれまで(〜2019.10)

          僕のこれまでについて書いてみることにした。 〜目次〜 1.〜保育園 2.小学校・中学校 3.高校 4.大学 5.社会人(現在) 1.〜保育園  1995年12月28日、僕は長崎で生まれた。両親が共働きだったため、僕は幼稚園ではなく保育園に預けられた。家から距離が近かったってのもあるかもしれない。家にはおばあちゃん、お父さん、お母さん、お姉ちゃんと僕で5人暮らし。夕飯とか洗濯は忙しい両親に変わって、祖母が作ってくれていた。「母の味」なんて言葉があるけれど、ぼくにピンとくるの

          僕のこれまで(〜2019.10)

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          瀬戸内の風景

          瀬戸内の風景

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