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#連載小説
KAWAII WARS ダンス・ウィズ・ヤマンバガール 4
「……アタシの名前はヴェンデッタ。依頼人はもう死んでる。数日前アンタがカワイイドレインをしたからだ」
鼻血を拭いながらヤマンバ少女は言った。
「ふむ……。組織の所属ではないのか。ならもう帰っていいぞ」
キューティーは蝿を追い払うように手を振る。
無論、生きて帰すつもりはない。彼女はヴェンデッタの言葉を信じていなかった。どこぞの組織へ報告に戻るところを確認し、そこで殺す。
「ウッゼ」
吐き捨て
KAWAII WARS ダンス・ウィズ・ヤマンバガール 5
「キャッハー!」
キューティーが前ステップ! ヴェンデッタは脚元への一撃を狙う!
だが、しかし!
キューティーのカワイイ脚は慣性を打ち消すような強引な後ろステップを可能にする!
すなわち、斧の間合い外へ!
一方ヴェンデッタは重い斧の動きを急激に変えることは出来ない。
空振りに合わせて前進し、首を刎ね飛ばせる!
キューティーは勝利を確信した!
「キャッハ……? ニャーッ!?」
キュー