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『あれか、これか』で大切にしたいことを選び抜く心の豊かさ

唐澤俊和(カラッチ)

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【軟水のたそがれ】
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コチラは筆者のツイートを深堀りするエッセイです。
※毎週日曜日の夜に更新！

新たな１週間が始まる前に、何か大切なことに気がつくキッカケになれば嬉しいなと思っています(*^^*)

水はあらゆる流れに身を投じることができるし、自ら流れを作ることもできる。

世の中の動きに流されるのではなく、「主体的に流れること」を大切にしたい。

そんなおもいを込めています。

本日取り上げるツイートは⇓コチラ！

・・・さっそく深堀りしていきましょー！

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子どもの頃って、大事なモノゴトがたくさんあった気がする。

なんだか高級そうなお菓子の箱や気に入った入れ物を見つけては、大事なものをそこに詰め込んでいた。

キラキラと輝くビー玉やゲームに使うレアカード、サッカーの試合後に撮った集合写真や仲間から貰った寄せ書き。

なかなか捨てられない洋服やCDなど、僕には大事なものがたくさんあった。

この前に僕の姪っ子が宝箱を見せてくれたんだけど、そこには綺麗なおもちゃの宝石がたくさん入っていたなぁ。

「妹は開けちゃダメ！」って書いてあったのがおもしろかった(^^)

そして大事にしていたのはモノだけでなく、世間からの評価や常識もそこに含まれる。

子どもの頃は学校の勉強がとても大事だと思っていたし、自分の夢や望みだけでなく親の期待に応えることが大事だと思っていた。

・・・こんな風に、僕らが生きる上で大事なものは、たくさんあった。

そう。

・・・あったんだ。

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今では、学校の勉強や親の期待よりも大切なことの存在に気づいているし、子どもの頃に大事にしていたおもちゃには愛着こそ感じれど、大事にはしていない。

ちなみに子どもたちを見ていると、大事にしているものが失くなったと分かった瞬間に号泣してしまったり、それをどれだけ大事に想っていたのかが伝わってくる。

彼ら彼女らにとって、それが大事なのは間違いない。

・・・もしかしたらさ。

「大事に思う気持ち」というのは、とても刹那的で、その時々の必要性に駆られて、一瞬一瞬を噛み締めている証なのかもしれない。

一方で『大切に思う気持ち』というのは、刹那が連鎖しながら、だんだんと深まっていくようなものなのかもしれない。

大事なことの中から、これは自分にとって本当に必要か？という純粋な判断の繰り返しで削ぎ落とされていった、芯になる部分。

それこそが、大切にしたいことなのでは？

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僕らはつい「あれも、これも」と、大事そうなことをどんどん受け入れてしまいがちだ。

今の自分には絶対に必要なんだ。

そうでなくとも、いつか必要になるかもしれない。

こんな気持ちで、大事なことが増えていく。

それは一見すると主体的に選んでいるかのように見えるけれど、どうしても周りに流されてしまうことも多い。

そこに『あれか、これか』という主体的な判断を挟まないと、自分の流れを整えることは難しくなる。

「あれも、これも」と大事なことをたくさん抱えていると、いつの間にか落としてしまうから。

子どもが、あれだけ大事にしていたおもちゃの存在を数分後には忘れてしまっているように。

・・・だけど今まで大事にしてきたことは、決して無駄にはならないと思う。

それも、一瞬一瞬を大切にしてきた証だから。

今まで大事にしてきたけれど落っことしてしまったものを拾い上げて、そこに一本の芯を突き刺し、大切なものにしていく。

それを守りきる。

大事なことをいくつも落とさずに守ることは難しいけれど、大切にしたいことを１つ１つ丁寧に守りきることは、できるはずだ。

時には、守りきれないこともあるかもしれない。

けれど、たった１つの大切なことを守りきろうとしたその姿勢が、「もっと大切にしたい！」という想いを深め、心を豊かにしていく。

・・・それこそが、大切なことを大切にするということなのではないだろうか。

毎月１日に #大切にしたいこと をツイートしています。（今年の２月から継続中）

今月の自分が大切にしたいたった１つのことを決めて、月末におさらいしているんですね。

コチラをご覧の皆さんも、良ければ #大切にしたいこと をツイートして、今月に大切にしたいことを教えて下さい！

・・・それでは、読んでいただきありがとうございます(*^^*)

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