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冷やし中華の開幕時期について悩む

読みもの「冷やし中華の開幕時期について悩む」


「いつもお世話になってます。」

冷やし中華さんに
ご挨拶できることがあるならば
そうお伝えしたい。

我が家は
夏じゅう、冷やし中華を
よく作る。

ちょっと酸っぱくて
さっぱりしていて
冷たくて
野菜も沢山摂れる。

家族みんなの好物なので
昼に出しても夜に出しても
誰も文句を言わない。

(我が家は夕食に麺を出すことは
禁止ではない。むしろ歓迎されている。)

自分自身が
冷やし中華を食べたいので
疲れていても
冷やし中華なら作ろうと
張り切れる。

夏の終わりには
足を向けて寝られないぐらい
お世話になっている。

そんなありがたい
冷やし中華であるが

あまりに出しすぎることで
誰かが「飽きた」と
言い出す懸念がなくはない。

そんなことはあってはならない。

このありがたい、
簡単美味しい麺料理の
ともしびを消してはならないのだ。

だから

週に一日以上
作らないように留意し

具も
ハムだったり
サラダチキンだったり
青じそトッピングだったり

人知れずフレーバーに変化を
効かせている(つもりである)。



地球温暖化のせいなのか

4月には気温が30℃に届いてしまう
なんてこともしばしば。

4月ごろには
スーパーの店頭に
冷やし中華が並び始める。

暑い。

「ひやちゅう、食べてしまおうか。」
まだ
季節の上では春なのに
近年はその誘惑に駆られることが増えた。

「いや、貴重なひやちゅうを温存する為にも
ここは開幕をもう少し遅らせよう…
せめて5月中旬に…」

などと

買い物に行くたびに
葛藤を重ね

5月中旬に
満を持して
ひやちゅう開幕宣言をする。

喜ぶ家族の顔。
ひやちゅう開幕を持って

我が家では
「もう夏だね」という
家族独自の暦が発動する。

「ああ、ひやちゅう。久しぶり。
今年もよろしく頼みます。」

p.s
名古屋ではマヨネーズをかけがち。

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