からす☀ぜろから始める黒い鳥

物語が好きなからすさんが、日々のあれこれをつらつらと思うがままに書いていく日記ノート

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最近の記事

ファンノベルという新しい概念、その3

▼短編 『善吉=しろぽん 様』 ●〇●〇  古い家だと、孫の名前を祖父母が決める、なんてこともある。老人を古い人間だと殊更に貶めるつもりはないが、それでも、老人という生物は少なくとも今の時代の真っただ中にいる人間ということはない。それが古くから続いているらしい家系であれば尚更に。昔から続く云々をそれはもう大事にしている場合であればあるほど、家系自体ですら古い時代に取り残されているのだから、そこにいる老人はどれだけ古い時代に生きているのか想像もできない。 そんな人間の付ける

    • ファンノベルという新しい概念、その2

      ▼短編 『ギリグリヨ 様』 ●〇●〇  不思議な体験をしたことはあるだろうか。そう問われたところで、何が不思議かなんて個々人によって違いがあるものだ。だからここでは、普段しない体験ということとしておいてほしい。少なくとも彼には、普段起き得なかったことが起こったのだと。たとえそれが、別の誰かにとっては何の変哲もない出来事であったとしても。  通知が鳴る。  スマホを確認すると、通知を点けていた配信者のリツイートが流れてきたようだった。配信者における同業者のリツイート、俗

      • ファンノベルという新しい概念、その1

        ▼短編 『風丸 白 様』 ●〇●〇  事は成してしまえば、存外大したことは無い。難しいと言うとすれば、それは何か難しいと言わしめる何かがあるのだろう。それは一朝一夕にどうにかなるものではないのかもしれないし、あるいは単にする意思がないことを、難しい、という言葉で片づけてしまっているだけかもしれない。それ自体に良い悪いというレッテルを貼れるものではないが、少なくとも、出来ないと出来るけれどやらないというのは分けなければならない。  特に言葉などはそうだろう。言葉は意思疎

        • 判断と行動

          今朝も皆様、おはようございます。  時に、某アニメでのセリフ、『判断が遅い!』というのは知っている方が多いと思います。  ネタバレ、というわけではありませんが、あれは『一般的には選択の余地が無い』けれども、『当人には迷い得る』選択に対する言葉なのですよね。  つまるところ、迷う気持ちもわかるけれども、迷ってはいけない選択なわけです。  さて、今出した某、鬼を倒すアニメの例は極端に過ぎるものではありますが、これは別に物語の中だけのお話ではありません。  『判断が遅い!

        ファンノベルという新しい概念、その3

          10th_score記念短短編

          『真実の英雄譚』 SpecialThanks 【ギリグリヨ】さん 「夢か現かなど、どうでも良い。力こそ我が真実」 【乙枝ふみや】さん 「痛みを感じると興奮する。  身体のアドレナリンが沸き立つんですよ。  心に受ける傷も、身体に受ける傷も、あなたともう一度死合えるなら、この時間を楽しみたいのです」 【城山薇】さん 「きみは”ごめん”で済む世界にいるんだね」 【オトヤ】さん 「この世の中には頑張ることも頑張らなくてはいけないこともない。 ただ、頑張ったことがあるだけだ。結果と

          2023_バレンタイン

          ▼バレンタイン短編 『主人公は勝手に想像して』 ●〇●〇  6.5畳一間に風呂トイレ共同のワンルーム。最寄り駅まで徒歩二十分少し。  街灯がないのにはもう慣れた。自転車に轢かれかけるのにももう慣れた。  窓を開けても隣は壁だし、掃除しててもゴキは出る。  7.5万/月の一階角部屋。  そりゃあ、ここから比べたらどこだって田舎扱いになってしまうかもしれないが、はっきり口に出して田舎というほど田舎でもなかったような実家から、就職を機にこの東京という魔境に住み始めて早

          ぴんぽんぱんぽーん

          今夜も夜が更けてきましたね  皆様ご存じの事とは思いますが、からすさんはゲームが好きです。  ゲームって一人でやっていても楽しいですが、ひととゲームをやっているとなお楽しいですよね。  でも、Vtuberをやっていて、よくよそ様から構ってもらえるようになってしばらく。最近、どうにも皆様のゲームに対する慣れというか感動の薄さを感じることがあるのです。  お菓子に例えると、スナック菓子のような感覚しか抱いていないように感じる、と言えば伝わるでしょうか?  事実そうなのでしょ

          すれ違い

          お腹が空いてきましたね。  今日は、難しい女心の一端を書いてゆきましょう。  男女の感覚のすれ違い。(’ちょっとだけ’誇張)  『旅行での道』編 ~~~ 男性同士の場合、 Aさん(男性)<どこにいるの? 心の声A<どこ行ったんだろう? Bさん(男性)<置いていくなし、迷ったんだけど? 心の声B<ここどこだろう? ~~~ Bさんが女性の場合、 Aさん(男性)<どこにいるの? 心の声A<どこ行ったんだろう? ↓ 【Bさんに聞こえている言葉】 なんで勝手にどっか

          創作詩『ぱっちわーく』

          『ぱっちわーく』 私はあなたのものになる。 必要とされなくなるまで。 手放すあなたに。 それはきっと成長。 祝いましょう。 願わくば、わたしがしあわせなおもいででありましたように。 かわらぬえがおで「ありがとう」 かわらぬえがおで「さようなら」 さけたココロにはまたぬのをあてて。 ぬいつけるいたみでぬりつぶし。 ぱっちわーく

          創作詩『ぱっちわーく』

          創作詩『だいあもんど』

          『だいやもんど』 触れればあなたを傷つけて 不要な欲を煽りつけて あるのは輝きだけ 故に傷つけば価値は低く、砕ければ硝子の価値にも負け 勝手に期待して、勝手に失望して あなたが勝手につけたのでしょう 私は無色透明なただの石 こうしてまた、砕けないようにあなたを傷つける だいやもんど

          創作詩『だいあもんど』

          創作詩『ぷらちな』

          『ぷらちな』 深く、他のみんなの陰に隠れていたのに 寂しいの 独りにしないで そう叫んでも、みんな私を置いていく だから独りの私は強くなる 居なくなるなら、はじめからいらない 今度は涙を輝きに、叫びを音色に隠して。誰にも縋らずにいられるように 弱い私には戻れないし、戻らない 捨てたのはあなたでしょう 今更どうして もう、私を見ないで、触れないで あなたにわたしは、とかせない ぷらちな

          背をおう

          今夜も夜が更けてきましたね なにかを守る時、なにかを引っ張る時。 そういう時、ソレは常に守るべき何かの前にいます。 そして守られる、引っ張られる側は、常に背にあるのです。 前にいるソレの背を見るか否かは個々の自由。 ですが前にいるソレは確実に、先にいなくなります。 その時、新たに前となるのは後ろにいた方々です。 後ろが前になった時も、そのさらに後ろはあり続けます。 なら、見たいと思わせる背であればいいのです。 前にいるソレが常にそう思っていれば…… なんて、そ

          英雄願望

          今夜も夜が更けてきましたね。 皆様は、中二病、罹ったことがありますか? からすさんは、はるか昔からずっと、罹ったままです。 おそらくこの世から消滅するその瞬間まで治ることは無いのだろうな、と思っています。 実は、中二病というのはあくまでも大きなくくりとしての名前であって、内訳を細かく分ければ色々と種類があるのですよ。 その中でも、からすさんが罹っているのは『英雄願望』という名前のものでしょう。 無敵、最強、最後の砦、理想の体現、偶像、象徴。 オトナな皆様方には滑稽

          唯一の考え

          夜の暗闇に瞳を閉じれば、 後に残るのは意識だけ。 瞳の暗闇に意識を閉じれば、 後に残るのは思考だけ。 常に私を包む多くの情報が閉ざされ、 闇が全てを塗りつぶし、 小さな頭の中を、全てを空白にする。 空っぽの場所でひとつだけ、 残った思いを思考する。 全ての場所を、 そのひとつだけで埋め尽くし、 小さな頭の容量で、 大きなことを考える。 小さな部屋に思考を散らかして、 思う存分、思考する。 深く、深く追求し、 大きく、大きく広げては、 小さく、小さくまとめてく。

          あと半分

          今朝も夜が明けてきましたね。 早いもので、一年もあと半分というところになりました。 皆様はいかがお過ごしなのでしょう。 からすさんがVとしてまともに活動を始めた、とはいってもTwitterで皆様初めましてのご挨拶をした日という意味ですが、2020年11月8日の事でした。 早いもので2年目が半年どころかあと4ヶ月しかないのですよね。 基本的にVtuberにあるまじき多数の小休止? 期間を挟みつつなので、実質的にはもしかすると1年半程度の活動歴となるのかもしれませんけれど

          成長

          今朝は夜が明けてきましたね。 からすさんは、ひとが最も成長を感じやすいタイミングというのは、何かできなかったことが出来るようになったタイミングであることが多いと思っています。 ただ、往々にして成長というのは小さなものの積み重ねなせいで、それを実感するには相当前のソレを行った時の記録を残しておかなければいけませんよね。 その点、配信、つまるところの動画記録というのはとっても便利だなぁ、と思うのです。 ひとに見せるものである以上、その時の私もしっかりとその時何を考えていた