先生

いつの日かの学校でクラス全員で先生に怒られた。

内容は分からない。

僕以外は分かっていたのかもしれないが僕は右耳から入って左耳に抜けていった。

でも、1つ。たった1つ先生のセリフを覚えている。

｢あなた達はまだ学生です。先生の言うことのみをやっておけばいいのです。｣

ムカついたがムカついても意味無いので聞き流した。

別の日、また怒られた。

また、怒ってた。

もちろん、右耳から左耳だ。

先生が話している時に、左耳から右耳に変更しようとも考えた。

それくらい聞いていなかった。

｢あなた達はもう、大人です。自分で考えて行動すること出来ないんですか｣
｢そんなんじゃ、やっていけませんよ。｣

え？

矛盾している。前は先生の言っていることだけでいいと言っていたのに今回は自分で考えないと行けなくなっている。

クラスメートは矛盾していることについて怒ってた。
かなり怒ってた。

しかし、僕は怒らない。

僕は学んだからだ。

学生であることと大人であることを都合よく利用していいことを。

これからさき、学生だから、大人だからと言われ続けるだろう。

しかし、僕も学生だから、大人だからを使って行こうと思う。先生に対してね。

先生は人に何かを教える立場だ。

今回は僕に教えてくれた。

仕事を全うしていた。えらい。

けど、大人だし、給料あるから普通か。

難しいものだ。