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目指せ明日!

17歳になるメス犬(以下、17歳の長女と呼ぶ)と、13歳のオス犬(以下、弟犬と呼ぶ)と暮らしている。

その17歳の長女がてんかんのような発作を起こしたのが3年前。それから3年後の今年の6月、17歳の誕生日前に突然てんかんの様な発作を起こした。この時は動画も撮れず、けいれんの時間もあやふやだった為と色んな事を話し合った結果ひとまず様子見となった。

それから約半年経った11月25日に5分間のけいれんを起こした。そして今回の2分間のけいれんが12月14日に起こった。

前回のけいれんの動画があったお陰でてんかんで間違いないと診断に至ったが、3年前もここ最近のけいれんもてんかんだろうという憶測でしかなかった。てんかんとハッキリした今、次の段階として治療が必要なのか、まだ様子見にするのかという話し合いが行われた。

お世話になっている動物病院の先生はてんかんの薬のデメリットを教えてくれた。ただ薬を処方されて飲む訳じゃないことに気付かされる。

・てんかんの薬で脂肪肝になる事。(17歳の長女の場合、生まれつき肝臓が小さいので、この時点でアウトかもと思った)

・発作の時、犬よりも見ている飼い主が耐えられない事。

・治すのではなく、発作を抑える薬である事。

・麻酔の処方に似ている事。よって場合によっては寝ている時間が増える事。

・発作の期間が3年~半年、半年~1ヶ月。けいれんの時間が短かった等で早急に薬の処方が必要ではない事。

・血液検査やしばらく毎日の通院が必要になる、薬も段階がある事。

・老犬の場合、脳腫ようがある可能性もある。(犬の頭蓋骨が人と違う事などの説明も受ける)

という事を踏まえての投薬するかしないかの答えを出すことになった。


けいれんの1時間後には必ず立ち上がろうとして立ち上がれず声をあげる17歳の長女。サポートして立たせてあげても直ぐにまた尻もちをついて倒れてしまう。それでもまた立ちたいと足に力を入れる。こちらも倒れないようにサポートしながら少し歩かせる。これが意外と早く歩こうとする。

とにかく3年前にけいれんを起こした時の回復力も凄まじかったが、17歳の長女の生命力にこちらが励まされる。何としてでも立ち上がりたい、何としてでも生きたい力が小さな身体からみなぎっている。

17歳の長女の何がそうさているのか、これが動物のありのままの生命力なのかわからないが、私の思考にはないシンプルな命がそのまま存在して動いている。その力に時として励まされ、何をごちゃごちゃ考えているのだと叱咤される様だ。

てんかんの薬に関しては様子を見るという方向で立ち止まっているが、17歳の長女の命は留まることなく力強く脈打っている。

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