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クリスマスク

2020年のクリスマスが病院の梯子となった今日。
今朝起きたら喉が激痛。
疑った疑った誰よりも疑ったのはまず『コロナじゃないよね?』という暗く重い思考。
直ぐに熱を計って確認。コロナの初期症状がイマイチ判らないだけあって熱しか判断基準がない。
とりあえず平熱。
一応夫に相談して、今日予約のメンタルクリニックをどうするか聞いてみた。
熱がないなら行って大丈夫だろう、という互いの判断の一致を確認してメンタルクリニックへ。

おや?
痛くてどうしようも無かった痛みが、鎮痛剤(解熱剤)で治まってしまった。

メンタルクリニックで次回までの薬を処方してもらって、安定していますという報告が年末に出来たことが何よりも嬉しかった。

調剤薬局で薬をもらう際に、新しいお薬手帳が選べるというのでワクワクしてしまった。
ポムポムプリンや動物、花柄にシンプルなデザインの物まで揃っていて可愛かったサクランボ柄にしてもらった。
少しでも面倒だったり辛い通院がこのお薬手帳ひとつで和らぐ効果があると思う。
お薬手帳を出す事がない方が一番だけれども、手帳を出す時に可愛らしいデザインは嬉しい。

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午後は近所のかかりつけ医に行き、問題の扁桃腺の腫れを診てもらった。
そこで熱を計っても平熱なのは鎮痛剤(解熱剤)を飲んでいるからかもと伝えた。
問診されながらも喉はさほど腫れてなく、ただまた免疫力が落ちていて菌が悪さをするといけないという理由で薬が処方された。

もうとっくに鎮痛剤(解熱剤)の効果がなくなっている今、これを書いている最中も今朝の痛みはない。
ただ喉に違和感はある。
まさかと思うが、いつも夜まで一人きりで話す機会がない生活をずっとしているせいか、急にツイキャスデビューをして話し始めたからとかじゃなかろうか?という疑問が浮かぶ。
緊張していて喉に変な力が加わり痛めたということはないか?
まさかのまさかでツイキャスのせいだったら、今朝の夫への深刻な相談はなんだったのかとなるし、処方された薬は一体…となってしまう。

まぁいい。初期症状の段階でかかりつけ医に行ったのは良い事としよう。
それにかかりつけ医に行かなかったら本物のサンタクロースに会えなかったのだから。

かかりつけ医で診察を待っていた時の出来事。

待合室には私より先に待っていた男性と、私よりも後に入って来た女性と、老夫婦がその後に入って来た。
老夫婦のご主人の方は目が少し不自由なのか、足も不自由な感じでゆっくり歩く方だった。
その老夫婦の奥さんの方が小さ目の声で
「マスクはしてこなかったの?」
「あぁ…」
というやり取りが始まった。
奥さんはカバンの中をゴソゴソと探し出し、取り出したのは白いタオルだった。
「それ(タオル)でもしていて、今マスク取って来るから。」
すると、私よりも後に入って来た女性がサッと
「これ、小さいかもしれませんがどうぞ」
と、個包装になっているマスクを差し出したのだった。
もうその瞬間、目の奥がジーンと熱くなり外じゃなかったら泣いていたくらい感動してしまった。
些細な出来事かもしれないけれど、今日はクリスマスなのだ。
その1個包装のマスクがクリスマスプレゼントの様で、とても感動的な光景が目の前で繰り広げられたのだ。私までその女性の方と老夫婦からクリスマスプレゼントをもらったような気がしてならなかった。

ん?あれ?最近涙もろくなったのか?
目までマスクで隠したい気分になった。

変なタイトルから途中でお気付きの方もいらしたと思うが、クリスマスとマスクを掛け合わせた良い話しに相応しくないタイトルにしてしまった事を反省しながらメリークリスマスク!
2020年ぽいでしょ?
マスク必須のクリスマスにて。

#クリスマスの過ごし方

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