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学習塾

20220523

2022年5月13日。16時10分。小川村で学習塾をやるかと思いつく。

思いつくと言っても、前々から、タカ塾でもやれば?と妻には言われていたのだけど、イマイチピンときてなかった。

それが急に自分ごととしてしっくり来る。ワクワクする。

小川村に引越して1ヶ月とすこし。保育園の、娘と同じクラスの子たちがとてもよくしてくれるもんだから、この子たちに何かできることはないかなあと、自然に考えたのだろう。そこに力みはないような気がする。

とりあえず、小川村で塾やるわ〜と、妻に伝える。

「あっいいじゃん。まあタカはいつか子どもとか子育て関係やると思ってたよ。」と言われる。ふむふむとなる。「タカは子どもと女の人にしか興味ないしね」とも言われる。どうやら僕は、子どもと女にしか興味がないらしい。

清々しい気分で、温泉に行きたくなる。娘を誘うと、めずらしく乗り気。近くの温泉に3人で向かう。
湯船に浸かっていると、塾の名前に使いたい言葉が決まる。
ササッと脱衣所でiPhoneにメモする。17時41分。

「オーライ」。

大丈夫って意味の“All Right”、行ったり来たりの“往来”。人生いろいろあるし、行ったり来たりするけど、まあ大丈夫。関われる子どもたちに、そして親御さんに、大丈夫ですよと太鼓判が押してあげられるような場所にしたいなと思う。

名前が決まった興奮というか、あすかに伝えたい興奮というかで、ゆっくりできず。そそくさとあがる。

数日後に、暫定的な正式名称が決まった。

オーライって響きを残しつつ、妻の意見も聴きながら、学習塾のテイストに名前を整えていった。

学習塾【寺子屋おうらい舎】。

今のところしっくりきている。
塾の方向性をどうしていくか、まだ決まってはいない。受験戦争の土俵に参戦させたいなんてことも特に思わない。

ただ自分で考えて行動していけるような思考力と実践力。勉強が嫌いにならずに済む力。そんなことは拾える場でありたい。

そしてなにより、子どもと、親も、ホッと一息つける場所がいい。

「タカが子ども見てる間に、私はお母さんお父さんも休める場所つくろ〜」と言って、保護者甘やかしサロン【ホッとステーション】も併設させると、妻は息巻いている。

幸い、家は広い。
余ってる部屋もあるし、直せば蔵も使える。

今の仕事のリズムを大きく変える必要もないはずで。

昼間の時間で、今自分でやってる仕事をつづける。瞑想なんてのはある意味大人の塾だ。それで夕方に子どもたちへの塾をやる。

そんなリズムを無理ない範囲で整えていきたい。

そういえば、寺子屋の教材のことを往来物(おうらいぶつ)なんて呼ぶらしい。オーライ/おうらいにまつわる意味を色々と調べているうちに知る。

何かに後押しされてるような気がしてならない。そんな名づけをできた気がしてうれしい。

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