妻の葛藤
20210105
先日、妻と一緒に行っていたお正月イベントで、妻が古くからのお客様と話しているのに同席した。
「2020年はどうでしたか?」とお客様にきかれて、妻が答える。
「夫が仕事を辞めたっていうのが一番大きかったんですかね、やっぱり。
3月とか4月とかくらいまでは、お互い不安というかで、ぶつかったりもしてました。
夫が仕事を辞めたことは私はうれしくて。
夫に自分の時間を持って欲しいと思っていたんですけど、辞めたタイミングっていうのは、私の仕事一本で必要なお金が稼げてたわけではなくて。
でも夫の時間を切り売りする仕事をして欲しいわけじゃないから、実際の生活と理想の食い違いに葛藤がありました。
ただ幸運なことに、時間を切り売りせずに自分のワークをしながらお金をもらえるってお仕事に、夫が声をかけてもらえて。そこから随分と楽になりました。
私自身それまでやっていた仕事以外にも、モノを作って売るとかいろいろ幅広くチャレンジできて、今までで一番楽しい時間がすごせました。」
そんなことを僕が隣にいながら聴かせてもらって、ビックリしてしまう。
僕に自由な時間が持って欲しくて、でもお金の面での現実はあって、ただ時間の切り売りの働き方はしてほしくない。
そんな葛藤を妻が持っていてくれたなんて、感謝しかない。
2020年の1番の変化は、サラリーマンじゃなくなったことだと思ってた。
それよりなにより、妻や娘の支えに気づけたってこと、その受け取っているモノをどう変形しておすそ分けするかってことを意識できたのが、2020年の1番の変化かもしれない。
2021年のスタートに得られたありがたい気づき。
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