スカーレットネクサス 半分クリア?

ここ最近スカーレットネクサスというバンナムのアクションRPGを遊んでました。
このゲームダブル主人公システムで、操作キャラとしてどちらを選ぶかでストーリーが変わってくる感じ。
正確にはどちらの視点で話をみるか、といったところだろうか。
今回私は男主人公のユイトを選択して、ひとまずクリアしたのでこの段階でいったん、ネタバレ無しで遊んだ感想書いてみようかなと。

新規IPだけど面白いという噂をちょくちょく聞いていて、時間があったらやろうと思っていたところに、ちょうどよくセールをしていたので買ってしまったという。
テイルズの体験版DLしたときにセールに気づいたから多分狙って設定してるんだろうね。商売上手だ。

アニメ調のキャラ、世界観は近未来。
超脳力(超能力ではない)という不思議な力を使えるのが常識な世界。
この超脳力は一律ではなく、人によって異なる力だったりする。
主人公は念力、幼馴染のハナビちゃんは発火、チャラ男のカゲロウは「透明化」など。

突然怪異という人を襲う化け物が出現するようになってしまった世界。
人類は怪異を討伐するための組織「怪伐軍」を結成してこれに対抗していた。
幼い頃、怪異に襲われていたところを怪伐軍に命を救われたことから自身も怪伐軍に入ることを夢見ていた主人公が、晴れて入隊できたところから物語は始まる。
やがて彼は怪異を含めた世界の真相にせまることになるのだった……。


ゲームは探索と戦闘を3Dアクションでこなすのがメイン。
でも時間的にキャラクタとの会話パートも結構な文量あって、半分アクション半分アドベンチャーといった感じ。

攻撃、ダッシュ、ジャンプ、回避と全体的に軽快なアクション。
特徴は超脳力でフィールドにあるオブジェクト(車とかドラム缶とか)を敵にぶん投げて攻撃することが出来るところ。
これと、攻撃がコンボで繋がるので上手いこと繋げるとずっと俺のターン!が出来る。

主人公は自分の超脳力だけじゃなくて、仲間の超脳力を一時的に借りることも出来る。
例えばハナビちゃんから発火能力を借りれば、念力で投げつける車が燃え盛り、敵を炎上させることができる。
油入ドラム缶をぶちまけた後ならさらに効果アップ!
この辺が原神の属性システムに近いものを感じたね。
周囲のものをよく見て活用すれば楽に戦える感じ。
「透明化」していったん敵を素通りして、奥にある電車を念力で動かして一網打尽にするとか気持ちよかった。

そして敵によって有効な超脳力があってうまく駆使すると楽に倒せる。
例えば近接攻撃を当てさえすればすぐダウンするんだけど、近づくと殻にこもってガードしてしまう敵には、「瞬間移動」の超脳力が有効だったり。
素早く動き回ってこちらの攻撃全部避ける敵には、「超高速」を使えば捉えることが出来たり。

序盤はこういった特徴をもった敵が順に出てきて、それに対してキャラが自分の力を使え!って教えてくれたりして徐々に超脳力の扱いを覚えていくようになってる。
超脳力は全部で9種類あるんだけど、どれも活用できる場面があって(逆にうまく活用しないと相当苦しい)なかなかすごかった。

つい、ダメージ重視して発火能力でゴリ押しちゃうんだけどね。
でもそうすると、火がつくと行動パターンが変わる敵とかいて、乱戦のときにそいつ燃やしちゃうとしっちゃかめっちゃかになっちゃったりするから、やっぱりよく見たほうが結果効率良く倒せる。


アクションが楽しいのは間違いないんだけど、やっぱり引きとなるのは魅力的なキャラクタ。
気になった人は是非とも公式サイトでビジュアル付きで見ていってほしい。

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このゲーム、各章の合間にアジトで準備フェーズみたいなのがあって、そのタイミングで各キャラにプレゼント送って好感度上げたり、好感度が一定になると絆エピソードが発生したりする。

この絆エピソード、よくあるシステムだな~って最初は思ってたんだけど、想像してた以上にキャラの掘り下げをしてて。
日常のなんでもない会話でイチャイチャするだけかと思ったら、結構重い話があったり、メインストーリーの補足的な側面もあったりで、システム的にはこなさなくても進行できるんだけど、絶対見たほうがいいやつだと思った。
気がついたらキャラみんな好きになってたよね。


怪伐軍では超脳力が加齢とともに衰えていくのを防ぐため、各員に「成長抑制」を行ってるという設定があって。
このおかげでキャラの見た目と年齢が一致しない、どっちが年上か一見わからないといった面白い感じになってる。

いや、お姉ちゃん幼すぎやろ!
JRPGにありがちな、なぜか重要局面に少年少女が投入される問題に一応の理屈付けをしている。まあご都合だけどね。
でもこの設定、SFだと割とあるんじゃないかな。
(私は「百年法」って小説思い出したよ)


途中、戦闘とお話の配分がどーなんだってところがあったり(戦闘がバーっと続いたかと思えば、今度は一気にストーリー、とかね)気にならない部分がないわけではないけど、細かいところは目をつむってしまえる魅力がある作品だ。

以上、スカーレットネクサスすごく面白かったよって話でした。
気になった人は是非遊んでみてね。


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